• 2026/09/07 15:35 掲載

バイトダンス、AI投資へ296億ドル融資…ソフトバンクに次ぐアジア2位規模

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中国バイトダンスが296億ドル(約4兆6,200億円)規模の融資を確保し、正式署名を前に最終調整に入った。アジアでは2026年に入り2番目の規模となる。AIへの巨額投資が続く中、無担保で大型資金を集めたことは、銀行側の同社に対する融資姿勢の強さも映し出している格好だ。
 財新は9月7日、バイトダンスが確保した今回の融資について、当初の期間は3年で、最長5年まで延長できると報じた。米シティグループと米JPモルガン・チェースが調整役を務める。財新は9月6日に同社に近い関係者から事実関係を確認したが、各銀行が引受額を最終確認しており、融資契約はまだ正式に署名されていないという。

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【図版付き記事はこちら】
Aデータセンターをめぐる巨額の資金調達競争が広がっている
(画像:本文をもとに生成AIで作成)

 米ロイターの報道 によると、中国、米国、欧州、シンガポールの約30行が参加する。バイトダンスは当初200億ドル(約3兆1,200億円)の調達を計画していたものの、銀行から強い需要が集まり、296億ドルまで増額した。中国系銀行の引受額は全体の60%超を占めるという。

 また、融資は資産や株式を担保として差し入れない無担保方式となる。バイトダンスは銀行側に資金用途を一般事業目的と説明している一方、関係者によると、主にAI関連計画を支える資金になるという。海外プロジェクトにも充当される見通しで、同社は東南アジアで建設が進む複数のデータセンターで、一定量の処理能力を購入する契約主体になっているとされる。

 今回の融資の当初金利はSOFR(担保付翌日物調達金利)に0.68%を上乗せする水準であるという。バイトダンスが2024年に約20行から108億ドル(約1兆6,800億円)を調達した海外融資では、上乗せ幅が0.85%だった。今回の借入額は大幅に増えた一方、金利の上乗せ幅は縮小したことになる。

 巨額調達の背景には、AIインフラへの投資拡大がある。ブルームバーグは5月、バイトダンスが2026年の設備投資について、データセンターなどAIインフラを中心に最大700億ドル(約10兆9,200億円)まで拡大することを検討していると報じた。金額は暫定的で、今後変わる可能性があるとしている。

 今回の融資を上回る2026年のアジアのドル建て融資は、ソフトバンクグループが3月にオープンAIへの追加投資などの資金を確保するため締結した、総額400億ドルの無担保のつなぎ融資枠だけとなる。バイトダンスの調達規模拡大は、AIモデルの開発競争が、半導体やデータセンターを支える巨額の資金調達競争へ広がっている状況を映している。

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