- 2026/09/07 15:35 掲載
バイトダンス、AI投資へ296億ドル融資…ソフトバンクに次ぐアジア2位規模
米ロイターの報道 によると、中国、米国、欧州、シンガポールの約30行が参加する。バイトダンスは当初200億ドル(約3兆1,200億円)の調達を計画していたものの、銀行から強い需要が集まり、296億ドルまで増額した。中国系銀行の引受額は全体の60%超を占めるという。
また、融資は資産や株式を担保として差し入れない無担保方式となる。バイトダンスは銀行側に資金用途を一般事業目的と説明している一方、関係者によると、主にAI関連計画を支える資金になるという。海外プロジェクトにも充当される見通しで、同社は東南アジアで建設が進む複数のデータセンターで、一定量の処理能力を購入する契約主体になっているとされる。
今回の融資の当初金利はSOFR(担保付翌日物調達金利)に0.68%を上乗せする水準であるという。バイトダンスが2024年に約20行から108億ドル(約1兆6,800億円)を調達した海外融資では、上乗せ幅が0.85%だった。今回の借入額は大幅に増えた一方、金利の上乗せ幅は縮小したことになる。
巨額調達の背景には、AIインフラへの投資拡大がある。ブルームバーグは5月、バイトダンスが2026年の設備投資について、データセンターなどAIインフラを中心に最大700億ドル(約10兆9,200億円)まで拡大することを検討していると報じた。金額は暫定的で、今後変わる可能性があるとしている。
今回の融資を上回る2026年のアジアのドル建て融資は、ソフトバンクグループが3月にオープンAIへの追加投資などの資金を確保するため締結した、総額400億ドルの無担保のつなぎ融資枠だけとなる。バイトダンスの調達規模拡大は、AIモデルの開発競争が、半導体やデータセンターを支える巨額の資金調達競争へ広がっている状況を映している。
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