• 2026/08/11 12:00 掲載

JAXAがH3ロケット9号機打ち上げ成功、準天頂衛星「みちびき7号機」を予定軌道に投入

準天頂衛星「みちびき7号機」も予定軌道に正常に投入

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は2026年8月11日、鹿児島県の種子島宇宙センターから大型基幹ロケット「H3」9号機を打ち上げた。搭載された準天頂衛星「みちびき7号機」は約29分後に予定軌道に正常に投入され、打ち上げは成功した。日本版GPSの7機体制構築に向けた進展となる。
JAXAがH3ロケット9号機打ち上げ成功、準天頂衛星「みちびき7号機」を予定軌道に投入の画像
(画像:JAXA)
 JAXAと三菱重工業は2026年8月11日午前4時23分、準天頂衛星システム「みちびき7号機(QZS-7)」を搭載したH3ロケット9号機を種子島宇宙センターの大型ロケット発射場から打ち上げた。機体は計画通りに太平洋上空を飛行し、固体ロケットブースターや第1段を順次分離した。その後、第2段エンジンの燃焼を経て、打ち上げから約29分後に衛星を準静止遷移軌道へと正常に分離した。本ミッションは当初8月10日に設定されていたが、天候の条件により1日延期して実施された。

 H3ロケットはH-IIAの後継となる次世代主力ロケットである。2025年12月の8号機打ち上げでは「みちびき5号機」の軌道投入に失敗しており、今回は原因究明と対策を施した上での実施であった。今回の軌道投入成功により、H3は日本の基幹ロケットとしての本格復帰を果たした。H3は打ち上げコストをH-IIAの約半額である50億円規模に抑える目標を掲げており、世界の商業衛星打ち上げ市場における競争力確保に向けた実績となる。

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【図版付き記事はこちら】「H3」9号機打ち上げ成功、準天頂衛星「みちびき7号機」分離(画像:ビジネス+IT)
 軌道に投入された「みちびき7号機」は、内閣府が整備する準天頂衛星システム(QZSS)を構成する測位衛星である。同システムは米国のGPSを補完し、日本国内に高精度な位置情報を提供する。政府が目標とする7機体制が確立されると、他国のシステムに依存せず「みちびき」単独での持続測位が可能になる。農業機器の無人化やドローン物流などの分野において、誤差数センチメートルの高精度な位置情報インフラとして機能する。

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