- 2026/08/12 09:00 掲載
NVIDIA、新オープンモデル「Nemotron 3.5 Lightning」公開、エージェントを最適化
自律型エージェントの実行レイヤーの処理効率を最適化
同モデルの開発目的は、常にバックグラウンドで稼働し続ける自律型AIエージェントの「実行レイヤー」における計算コストと推論遅延の削減である。APIの呼び出しやコード実行、ツールの出力検証など、連続した処理を伴うエージェント型タスクを単一のGPUで高速に処理できるよう設計されている。同等規模のモデルと比較して高い知能水準を示しつつ、推論速度を最大4倍に向上させた。
ライセンスには、Linux Foundationが策定したAIモデル向けの許諾基準「OpenMDW 1.1」を採用した。企業や開発者は、用途を問わずモデルの商用利用、改変、再配布を無償で行うことができる。外部ネットワークに接続しないローカル環境や、自社データセンター内での機密性の高いデータ処理を求める企業の需要に対応する。Amazon SageMaker JumpStartなどのクラウドプラットフォームを通じた展開も開始された。
さらにNVIDIAは同日、モデルルーティングツール「NeMo Switchyard」ならびに、セキュリティスタック「NemoClaw」を公開した。NeMo Switchyardは、エージェントが実行する処理ステップごとに、ローカルの軽量モデルとクラウド上の大規模モデルを自動的に振り分ける。機密情報を含むプロンプトはローカルのNemotron 3.5 Lightningで処理し、それ以外の複雑な推論は外部のフロンティアモデルに送るなどの動的な連携を実現する。
NemoClawは、オープンソースのエージェントプラットフォーム「OpenClaw」を安全に実行するためのサンドボックス環境を構築する。企業はこれらのツール群を統合することで、データ漏えいのリスクを抑えながら自社のインフラストラクチャ上に自律型エージェントシステムを実装できる。
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