- 2026/09/03 12:05 掲載
企業AIを完全オンプレ運用へ、Airrivedが閉域環境でのエージェント運用基盤を発表
同社の発表では、新基盤はAIエージェントの調整機能、AIモデル、企業内の業務情報、推論、ガバナンス、監視・監査(可視化)、AIアプリケーションを単一の構成に統合する。企業は用意されたAIアプリを利用できるほか、独自のエージェントや複数エージェントを組み合わせた業務アプリを構築・展開できるとしている。
利用企業は自社が選んだAIモデルかAirrivedのモデルをローカル環境で動かし、GPUを含む計算資源も自社の方針に沿って運用できるという。データだけでなく、プロンプトやAIとのやり取り、モデルの実行環境まで組織の管理範囲内に置く設計と説明している。また、企業向けのアクセス制御とガバナンスをAIの各処理に適用できるとしている。
Airrivedは、外部でホストされるAIモデルへの依存を減らすことで、利用量に応じて変動するトークン費用の予測しにくさを抑えられると説明した。ただし、製品価格や導入費用、外部サービスと比べた費用削減効果の数値は公表していない。必要となるGPUの仕様、対応するAIモデルの一覧、一般提供の地域や時期についても、発表資料では明らかにしていない。
同社は、カタールのWisdom Technologyとの提携を通じ、Wisdomのデータセンター内でエージェントAI機能を稼働させているという。9月16~18日にアラブ首長国連邦のドバイで開かれるセキュリティ展示会「GISEC Global」で実演する予定としている。
生成AIの企業導入では、機密データの所在、国境を越える情報移転、外部事業者への依存が調達判断の論点となっている。Airrivedの新基盤は、AI処理を自社設備内で完結させる選択肢を示すものだ。一方、性能や運用負荷、セキュリティ、既存システムとの接続性は発表資料だけでは判断できない。導入を検討する企業には、対象業務に即した検証と、設備投資を含む総保有コストの確認が必要になりそうだ。
セキュリティ総論のおすすめコンテンツ
セキュリティ総論の関連コンテンツ
PR
PR
PR