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インテリジェントフォースは、AIと数理最適化で人員配置や勤務計画の作成を支援する「AISプラットフォーム」の提供を始めた。グループ会社がANAと約4年かけて共同開発した運航乗務員向けシステムの知見を基盤に、交通、物流、医療、製造、小売などへ展開する。各社の制約条件に合わせて設計し、人の最終判断を残すという。
インテリジェントフォースは9月2日、AIと数理最適化技術を使って人員配置や勤務計画の作成を支援する「AISプラットフォーム」の提供を9月1日に始めたと発表した。交通、物流、医療、製造、小売など、複雑なシフト勤務を抱える企業を対象とする。
同社グループのR&Dは、全日本空輸(ANA)と約4年にわたり、運航乗務員のスケジュールを自動作成する「AI Scheduler」を共同開発し、2026年4月から本格運用している。AISプラットフォームは、この開発で得たAI・数理最適化の技術とノウハウを、各社のスケジューリング業務に使えるよう設計し直したサービスだという。
勤務計画では、必要な人員数に加え、従業員が保有する資格、労働時間、休暇、勤務間隔など複数の条件を同時に考慮する必要がある。同社によると、一般的なパッケージでは企業ごとの要件に対応しきれず、表計算ソフトを使った手作業が残るケースもある。特定の担当者の経験や判断に依存し、作成時間や引き継ぎが課題になるとしている。
新サービスは、導入企業の業務ルールや制約条件を整理し、条件を満たすスケジュール案をAIと数理最適化で作成する。共通の技術基盤を使いながら、対象業務、運用方法、評価基準などは企業ごとに設計。すべての作業を一律に自動化せず、AIに適した処理と人が担う最終判断を分ける方針だ。
支援範囲には、現行業務の整理、条件や判断基準の可視化、課題の特定、最適化ロジックの設計、既存の人事・勤怠・業務システムとの連携、導入後の運用設計までを含む。インテリジェントフォースは、スケジュール作成の効率化だけでなく、現場で継続利用できる仕組みの構築を目指すと説明している。
同社にはすでに複数の企業から相談があり、一部ではサンプルデータを使った初期検証を進めているという。本格開発の前に、対象業務や制約条件を整理し、AIと数理最適化による改善の見込みを確かめる。今後は検証結果を踏まえ、各社向けの設計と構築を進めるとしている。
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