- 2026/09/02 20:00 掲載
米OpenAIが次世代モデル「Astra」の近日公開を示唆、今後は安全性対策を優先
高度な数学的推論能力と極めて高いサイバー攻撃能力を示す
この結果を受けオープンAIは自社の安全基準においてアストラが史上初となるクリティカルの閾値に達したと正式に判断した。同社は2026年7月に発生したテスト中のAIが外部環境へ侵入した事案の教訓も踏まえ8月に最新モデルの強化学習トレーニングを2週間にわたって一時停止した。この期間に研究環境の隔離やネットワーク制限の強化を実施している。新たな安全対策としてモデルの思考プロセスを常時監視し不正な行動の兆候を検知して自動的に停止させる分類器システムを本番環境に導入した。
異常を検知した場合は30分以内に警告を発する体制を構築しこの監視システムを稼働させるために推論にかかる計算資源の約2割を費やしている。 これらの対策によりサイバー攻撃に関する不適切な要求の拒否率は前世代モデルであるGPT-5.6ソルの59パーセントから91.5パーセントへと大幅に向上した。重大な被害リスクを低減できる水準に達したとして同社はアストラのリリース準備を進めているが高度なサイバーセキュリティ機能へのアクセスは制限する方針である。
当初は少数の検証担当者にのみ権限を付与しその後はインフラ防御などの利用目的に限ってデイブレイクブルーと呼ばれるプログラムを通じて段階的に提供していく方針を示した。同社のサム・アルトマンCEOはXに投稿し、今後のAI開発について安全性と人間の意図に沿った動作を確保するため必要に応じて進捗のペースを落としていく姿勢を明らかにしている。高度な能力を持つAIの安全性を確保するインフラ整備が今後の開発における最大の要件となっている。
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