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ドイツのブラックフォレストラボが、ロボット制御向けのオープンウェイトAIモデル「FLUX 3 Action」を公開した。パラメーター数は70億で、従来の公開モデル首位であるNVIDIA製の160億を下回りながら、ベンチマークの成功率で上回った。推論速度は最大3.95倍。実機を使った第三者評価でも30回中28回に成功したという。
ドイツのAIスタートアップであるブラックフォレストラボ(Black Forest Labs)が、ロボット制御向けのオープンウェイトAIモデル「FLUX 3 Action」
を公開したと発表した。パラメーター数は70億。ロボット操作の標準的なベンチマーク「RoboLab-120」で、成功率42.92%を記録したという。
この数字は、重みを公開しているモデルとしては最高となる。従来の首位はNVIDIAの「Cosmos3-Nano-Policy」で36.8%だったが、同モデルのパラメーター数は160億。FLUX 3 Actionは半分以下の規模で、6.1ポイント上回った計算になる。重みを公開していないモデルを含めても、39.0%の「OASIS WAM」を抜いて首位に立つ。画像と言語から動作を導く方式の代表格である「π0.5」は28.0%にとどまった。
規模が小さいぶん、動作も速い。同社によると、推論の速度はCosmos 3 Nanoに対して最大3.95倍。処理の軽さは運用コストにも直結する。同社は、高度な推論AIに全体の段取りを任せ、細かな制御をFLUX 3 Actionに委ねるハイブリッド構成も検証した。最も費用の安い推論AI単独の構成と比べると、成功1回あたりの費用は約35%、所要時間はほぼ半分に減ったという。ただし、成功率は100%から90%に下がる。
実機での検証は第三者に委ねている。ロボット企業のポジトロニック・ロボティクスが、Franka製のロボットアームで10種類の作業を3回ずつ試したところ、FLUX 3 Actionは30回中28回、93.3%で成功した。同じ条件で試したCosmos 3 Nanoは27回、DreamZeroは20回、π0.5は13回。操作者にはどのモデルが動かしているかを知らせず、全ての試行を録画したとしている。
同社は画像生成AI「FLUX」シリーズで知られるドイツの新興企業で、2026年1月には軽量版の「FLUX.2 klein」
を公開している。今回は重みだけでなく、学習の手順や再現用のコードも合わせて公開した。比較的安価なロボットアーム「SO-101」向けの実装例も含んでおり、大規模なGPU環境を持たない現場でも試しやすい構成。ロボット向けの基盤モデルは、規模を追う段階から、どれだけ安く速く動かせるかを競う段階に入りつつある。
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