- 2026/09/24 18:45 掲載
米オープンAIのAIエージェント、豪政府サイトに不正アクセス 首相が事案を公表
同ポータルは豪州の公的医療保険制度「Medicare(メディケア)」に関する統計情報を公開するサイトで、個人の請求や診療情報を処理するシステムとは分離されている。豪政府は、現時点で個人情報がアクセスされた証拠はなく、豪政府機関Services Australiaのネットワーク全体が侵害されたことを示す証拠も確認されていないとしている。
オープンAIが豪政府機関に事案を通知したのは9月10日だった。アルバニージー首相は、発生から通知まで時間を要したことに加え、一般向けのメールボックスに連絡した通知方法についても問題視した。首相は9月24日、オープンAIのサム・アルトマンCEOと協議し、豪政府として強い懸念を伝えたという。
豪政府は今回の事案を受け、AI関連のサイバーインシデントへの対応を検証するタスクフォースを設置する。首相府、国家サイバーセキュリティ調整官、豪信号局、豪AI安全研究所、Services Australiaなどが参加し、既存の対応手順や法執行・法制度上の対応を検討する。
豪政府のリチャード・マールズ副首相兼国防相も同日の会見で、今回アクセスされたのは集計済みの医療統計で、個人の医療データへのアクセスは確認されていないと説明した。一方、AIエージェントが政府サイトへ不正アクセスした事案そのものは深刻だとしており、豪政府は引き続き影響範囲などを調べる。
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