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米オープンAIは、ChatGPTの広告事業「ChatGPT Ads」を東南アジア6カ国と台湾に広げると発表した。対象は60カ国を超える。広告が出るのは無料プランと「Go」プランだけ。条件を満たせば企業は管理画面から自力で出稿でき、代理店には電通やWPPが並ぶ。開始200日足らずで年換算売上高10億ドルに届いた事業の次の一手。
米オープンAIは、ChatGPTの広告事業「ChatGPT Ads」
を東南アジア6カ国と台湾に広げると発表した。対象はインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、台湾の7市場。これで広告を配信する国・地域は60カ国を超えた。
日本ではすでに7月から広告の表示が始まっており、今回はその輪をアジアの新興市場へ広げる形になる。
広告が表示されるのは無料プランと低価格の「Go」プランの利用者に限られ、Plus、Pro、Enterpriseの契約者には出ない。会話の内容が広告主に渡ることはなく、顧客データを売ることもないという。広告であることは明示され、ChatGPTの回答とは切り離して置かれる。表示の最適化に自分のデータを使うかどうかは、利用者が設定で選べる。
出稿の入り口は3つある。オープンAIの広告ソリューション担当チームとの直接取引、代理店経由、そして条件を満たす企業が自ら運用するセルフサービス型の「Ads Manager」だ。代理店パートナーには電通、WPP、Publicis Groupe、Omnicom Media、Havas Mediaの5グループが名を連ねる。大手だけでなく中小企業も管理画面からキャンペーンを組める点が、今回の拡大の実務的な要。
事業の伸びは速い。ChatGPT Adsは開始から200日足らずで年換算売上高10億ドル(約1,602億円)に達した。
8月末時点の発表では配信先が40カ国以上だったから、1カ月足らずでさらに裾野を広げたことになる。現在は数万社が複数の国でキャンペーンを回しているという。9月には広告のクリック先を企業のAIエージェントとの対話につなぐ「Sponsored Agents」
も始めている。
東南アジアではEC大手のShopeeと組み、AIを使った購買体験づくりも探る。グローバル広告ソリューション担当バイスプレジデントのデーブ・デュガン氏は「広告の新しい章の入り口に立っている。AIが企業と人をつなぐ新たな方法を生み出している」とコメント。今後は広告フォーマットや最適化ツール、効果測定の手法を数カ月かけて広げる方針だという。
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