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- 2026/10/04 10:23 掲載
AIが作業中の「記憶」を自ら編集、メタとワシントン大学が新方式「CLM」を論文で発表
CLMは、このコンテキストを「ファイル」として扱う。モデルは新たに生成した文章を追記できるほか、Bashを使ってファイルを自由に編集でき、変更は次のターンの実際のコンテキストにすぐ反映される。従来は、人手で設計した枠組み(ハーネス)による要約や退避、検索が中心だった。研究チームは、モデルに管理を任せるほうが高い成績を示したとしている。
評価では、Qwen3.6-27BやGPT5.6-Solといった既存モデルにゼロショットで適用した。深層調査ベンチマークのBrowseComp-Plusでは、最も強いベースラインより精度が11.4%高く、計算量の指標であるprefix-reuse FLOPsは21.5%少なかった。端末操作のTerminalBench 2.1では精度が同等で、計算量は29.5%減った。
12時間規模のEdgeBench(10タスクの部分集合)では、Codex型の要約よりスコアが5%高く、計算量は59%少ない。6つのリポジトリを扱う24時間のエージェント群のタスクでは、同じ計算量で高速化の幅が65%大きかった。
数理最適化では、進化型のハーネスであるOpenEvolveを、Heilbronn問題で最大16.8%、円詰め込み問題で3.0%上回ったという。
強化学習も試した。Qwen3.5-9BをBrowseComp-Plusで鍛えた結果、成績は47.6%向上し、計算量は12%減ったという。
あわせて、キャッシュ済みの計算結果を再利用して再計算を減らす「Suffix Cache Reuse」も開発した。推論サーバのSGLangを標準で使う場合と比べ、成績を保ったまま、サーバ側の計算量を35%減らせたとしている。
では、AIが自分の「記憶」を自由に書き換えられるようになると、現場では何が変わり、何が危うくなるのか。背景には、論文自身が認める新たな攻撃面と、モデルが自力で編み出した文脈管理の手口がある。
・AIが勝手に編み出した、人間が設計していない「記憶術」
・一言の指示とスキル文書の自己進化がもたらす効果
・書き換え自由な記憶が開く、プロンプトインジェクションの抜け穴
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