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- 2026/10/24 21:19 掲載
英国政府、AI生物安全保障組織を設立 OpenAIとアンソロピックが最大2億ポンド約束
資金は最大3億ポンド(約630億円、1ポンド=約210円で換算)。政府が1億ポンド(約210億円)を負担し、OpenAIとアンソロピックが最大2億ポンド(約420億円)の企業コミットメントを約束した。政府は、公的資金や慈善資金も時間をかけて加わることを見込んでいる。
企業側の内訳は、OpenAIが計算資源とモデルのクレジットで1億ポンドを提供し、同社のプログラム「Rosalind Biodefense」を通じて、関連する最も高性能なモデルへの信頼されたアクセスも与える。アンソロピックは、最大1億ポンド分のモデルのクレジットと信頼されたアクセス、専任の技術支援を提供する。
グーグル・ディープマインドは、科学者や生物安全保障の専門家との研究協力に加え、GeminiやAIの科学モデルへの信頼されたアクセスの提供を目指す。AI生命科学のベースキャンプ・リサーチも、AIと生物学を組み合わせたモデルと技術的な知見を提供する。
AIBLは「国家AIバイオセキュリティ構想」の一環で、英国の生物安全保障戦略(Biological Security Strategy)を土台とする。独立した非営利組織として運営し、AI Security Institute(AISI)をモデルに、最先端のAI企業のようなスピードで動けるだけの自律性を持たせるという。
最初の取り組みは、新たな生物学的脅威の早期検知と、ワクチンや治療薬など医療対抗手段の開発加速だ。英国健康安全保障庁(UKHSA)、動植物衛生庁(APHA)、国防科学技術研究所(Dstl)、ライフサイエンス業界と連携し、医薬品・医療製品規制庁(MHRA)とは、健康危機への備えとAIで設計された医薬品の規制の検討で協力する。
このほか、学界・産業界・第三セクターの専門家による科学諮問委員会が組織を支える。詳細は追って発表するという。
では、世界初をうたうこの組織の「3億ポンド」のうち、実際に動かせる資金はどれだけなのか。背景には、2社の金額の書き分けと、予算案を前にした巨額のAI安全保障策、そして先行して動いていた枠組みの存在がある。
・現金は1億ポンド、残る2億ポンドは何か 「最大」表記の意味
・6億ポンド超の政策パッケージと、相次ぐ現物提供の構図
・OpenAIが5月に始めた「Rosalind Biodefense」との関係
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