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  • 2009/07/17 掲載

関西流ベタベタIT商法の挑戦52~エコ節約で増収増益(2/2)

関西商魂 代表 中森勇人

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ケチケチを伝染させる

 北和泉の節約は社内だけに留まらない。客先の電気工事でも積極的にエコ節約の提案をしている。たとえば、中小工場向けの配線整備。従来は配線図が無いため、レイアウト変更や機械の故障のたびに古くから付き合いのあるベテランの電気屋を呼ばなくてはならなかった。この費用は馬鹿にならず一工場当たり年間約80万円近くになる。

 ここで北和泉が行っている「配線回路図の整備工事」を行えばベテランの電気屋を呼ばなくても軽微な修理、復旧作業ができるのだ。これにより、メンテナンス費用が1/8にまで下がったという実例がある。
集合住宅の場合は受変電設備の変更工事を行うことで住民の電気代が平均10%程度の電気代の節約になる。本来オーナーの負担となる工事費用もリース会社と契約し電気の売買で相殺することで一切かからない。

 一度電気を全て止めなければならないので工事の失敗は許されず、相当のリスクも伴うが、エコにかける情熱で技術力に勝る北和泉に依頼したいというオーナーは後を絶たない。景気の悪化を受け、節約思考が高まり、客先の紹介が多く寄せられ北和泉では売り上げで前年度50%アップ、増収増益を果たした。

これに対し、木下社長はこう語る。
「エコに強い会社としての認知度が上がってきているようです。電気自動車で現地へ出かけることも効果があるようです。タダで宣伝をした上に節約も、エコも出来るなんて素敵ですよね」。もったいない精神は身近なところでも発揮されている。給与袋を買わずに銀行の封筒で済ませるなど。見栄を張らず、ハッキリとものを言う態度で顧客の絞り込みも行っている。こうすることで無駄なつきあいを排除し、出費を抑える。

「牛乳や新聞、郵便配達などに電気自動車をもっと積極的に使って欲しいですね」と語る木下社長。今後も環境イベントやJCとのタイアップで電気自動車の普及に一役買いたいと話す。

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