富士通は、出光興産の中国コンパウンド工場の生産管理システムを構築したことを発表した。

　今回の発表によると富士通は、出光興産と共同で、出光興産の電子機器や自動車電装部品に応用される機能性樹脂コンパウンドの製造工場（中国広東省広州市）の生産管理システムを構築した。この生産管理システムは、コンパウンド製造工場における機能性樹脂コンパウンドの受注管理、生産計画、生産実績管理、出荷管理、在庫管理などを行うシステムで、富士通の生産管理ソリューション「PRONES」をベースに、出光興産固有の機能を開発し、本社拠点のシステムとの連携が強化されている。

　生産管理システム構築において富士通は、中国におけるシステム構築のノウハウをもつ富士通信息系統（深セン）有限公司と連携し、中国独自の会計制度や税制対応、保税システムや税関システム対応と、日本からのガバナンスや連携を実現している。