資生堂、欧州市場強化でバルカン半島3カ国に参入

　資生堂は、2010年7月中旬から、バルカン半島のアルバニア共和国を皮切りに、コソボ共和国、マケドニア共和国の3カ国で順次、資生堂化粧品の販売を開始すると発表した。

　資生堂は、同社の東欧ビジネスで実績のあるスロベニア共和国の代理店エベレット社を通じてグローバルブランド「SHISEIDO」を取り扱う。今回の新規進出により、世界77の国と地域、欧州地域では44カ国で販売されることになる。

　同社の欧州市場参入は、1980年にフランス、ドイツに進出したことに始まる。2008年策定の3カ年計画に基づく欧州市場の強化の一環として、今回、空白地帯となっていた欧州東南部の3カ国に進出する。3カ国とも、日本の化粧品ブランドとしては初の市場参入になるという。