餃子の王将、手のひら静脈認証技術を用いた入退室システムを導入

　王将フードサービスは、富士通の手のひら静脈認証技術を用いた入退室管理システム「SGシリーズ」を導入した。同社の主力工場の一つである久御山工場（京都府久世郡）で採用されたという。

　王将フードサービスは、大衆中華料理店「餃子の王将」による直営店舗、およびフランチャイズ加盟店への食材の販売により全国展開を行っている。王将フードサービスは、看板商品の“餃子”の具と皮だけは創業以来、工場での一貫生産を続けており、食材は工場から毎朝、各店舗に配送する日配システムを採用している。

　今回、人為的事故を回避するため、工場をはじめとする環境整備により、品質管理をより強化する仕組みを構築したいと考えていたという。

　そこで、王将フードサービスの餃子を生産する久御山工場に入退室システムを採用。手のひら静脈認証技術を採用した入退室管理システム 「SG シリーズ」を、工場のエリアごと、合計12箇所に設置し、生産現場の安全を守るシステムを構築した。

　王将フードサービスでは今回のシステムを、九州工場（福岡市東区）をはじめとする他工場に展開する予定だという。