• 2010/10/06 掲載

シスコシステムズが2011年度の事業戦略発表、注力ポイントは「クラウド」と「スマート コネクテッド コミュニティ」

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シスコシステムズは6日、2011年度の事業戦略説明会を開催した。
 最初に2010年度の米国本社の業績を振り返り、売上高400億ドルで前年比11%増、営業利益117億ドルで同20%増、純利益94億ドルで同19%増と、特に営業利益および純利益が好調だったことを強調した。同社直近となる第4四半期は、スイッチが前年比27%増、ルーターは同15%増で好調を牽引。Unified Computing Systemの顧客は前期比9割増の1700社に達したとした。

 次に、2011年度の日本における経営戦略について、日本法人 代表執行役員 社長 平井康文氏が説明。社内の事業を、スイッチ/ルータ、ワイヤレスなど企業向けネットワークインフラを担当する「ボーダレスネットワーク」、サービスプロバイダ向けNGN基盤を担当する「SP IP NGN」、データセンター/仮想化基盤を担当する「データセンター/仮想化」、さらにユニファイドコミュニケーションやソーシャルコミュニケーションツールを担当する「コラボレーションビデオ」の4つに分けたとした。

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(出典:シスコシステムズ,2010)


 こうした製品ポートフォリオをベースに事業を展開する中で、今年度、特に注力する分野として「クラウド」と「スマート コネクテッド コミュニティ」を挙げた。

 クラウドでは、クラウドアクセス基盤から企業向けコラボレーションまで幅広い製品群で対応でき、サーバ仮想化からデスクトップ仮想化、さらにアプリケーションまで含めた「フルデータセンターバーチャリゼーション」を実現できると同社の優位性を強調、「大きなビジネス機会として期待している」(平井氏)という。

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(出典:シスコシステムズ,2010)


 また、スマートコネクテッドコミュニティは、いわゆるスマートシティのような「B2S(Business to Society)の基盤」(平井氏)を支えるものと同社では位置付けており、交通、ガス/電気メーターなどの公益事業、不動産、医療、教育、政府などを挙げた。また、同社独自のポイントとして平井氏が挙げたのが、スポーツエンターテイメント。昨年から、ヤフードームの特設席では、同社製品を用いて、試合映像のリプレイや選手情報が確認できるディスプレイが用意されている。これらの事業を進めるため、今後も異業種と積極的に提携を進めていくとした。

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(出典:シスコシステムズ,2010)


 そのほか、新しいパートナーシップに対する考え方を発表。従来の縦割りのパートナーシップから、ホリゾンタル(水平)とバーチカル(垂直)を合わせた「面」での展開を行っていくという。

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(出典:シスコシステムズ,2010)

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