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  • 2010/12/07

コンバージョンかリホストか、経営層を納得させるレガシーマイグレーションの手法

ITシステムが企業の業務に深く浸透した今、あらためてレガシーマイグレーションが、IT投資を考える上で大きな課題となってきている。早くからシステム導入を進め、多くのシステムを抱えてきた企業ほど、その悩みは大きい。ここでは、4つのレガシーマイグレーションの手法と特徴をみるとともに、実際にマイグレーションプロジェクトをどのように進めるのか、さらに成功/失敗のポイントをみていこう。

レガシーシステムをビジネス環境の変化に即応できるシステムへ

 多くの企業では、いまだメインフレームやオフコンによって構成され、OSからアプリケーションにいたるまで独自設計のシステムが稼働している。いわゆる「レガシーシステム」と呼ばれるこれらは、システムを構築したベンダー自身のリソースのみが用いられ、カスタムメイドで設計されている。

 導入企業の業務要件に最適化された機能が実現できるのが特長だが、技術の陳腐化などに伴う修正・更新への柔軟な対応が難しく、とくに近年ではビジネス環境や技術要件の激しい変化に即応できず、たび重なる部分改修によって増大した運用コストが、経営・実務双方の足かせになっている。

 また開発したベンダーでしかメンテナンスできないため、いわゆる“ベンダーロック”に陥りがちで、運用コストの圧縮といった面でも不利とされている。こうしたレガシーシステム独自のマイナス面をオープン化によって解消しようという動きが、昨今のレガシーマイグレーションへのニーズを押し上げている。

移行作業の前に青写真を描くことが成功への第一歩

 レガシーマイグレーションに取りかかる際に重要なのは、計画段階で獲得目標をきちんと決めておくことだ。一見、当たり前のことだが、目先のことだけにとらわれて作業を進めて失敗する例は少なくない。移行後の具体的なイメージを明確につかめていないと、プロジェクトの個々の現場がいったい自分で何をしているのかわからず、迷走してしまうのである。

 マイグレーションしただけでは今までの業務となんら変わることはない。ならば、「ビジネスのパフォーマンスを上げたい」のか、「運用コスト圧縮を図りたい」のか、それとも他に目的があるのか、今あるレガシーシステムの制約から自由になったときの青写真を作っておくことが、ゴールをより確かなものにしてくれるのだ。

 それにはまず「必要な機能」、「新しく追加する機能」、「とりあえず不要な機能」などを、移行後のイメージに沿って振り分けてみるとよい。短期的には「マイグレーション=とりあえずのオープン化」でも乗り切れるが、その後の中・長期的な展開を描くには、こうした「要・不要」を選択しながら方向を絞っていく試みが不可欠だといえる。

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