• 2010/11/30 掲載

野村総研、2015年度までの情報分析技術の進展と影響を予測した「ITロードマップ」を発表

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野村総合研究所は30日、2015年度までの情報分析技術の進展と、そのインパクトを予測した「ITロードマップ」を発表した。
 野村総合研究所(NRI)は、2015年度までの情報分析技術の進展と、そのインパクトを予測した「ITロードマップ」をとりまとめた。情報分析技術の進化により、従来よりも大量のデータを高速に分析できるようになったことで、今後、企業での情報の利活用が大きく変化すると予想している。

 現在、情報分析の分野では、3つの変化が起きている。第1の変化は、大手ITベンダーがデータベースソフトウェアとハードウェアを統合した製品を提供しはじめたために、分析対象のデータを蓄積するデータウェアハウスの導入が容易になったこと。第2は、クラウドコンピューティングなどの新しい技術を活用することにより、従来は実現が難しかった、大量のデータを分析する環境が整ってきていること。第3は、センサーの発達によって、家電や組み込みシステムからリアルタイムに収集できるデータが増えていること。このデータを活用するために、よりリアルタイム性の高い分析に優れた技術が進化しつつあるという。

 今後、情報分析技術を活用することで、個々の顧客の購買特性を詳細に分析して、個人にあった適切な提案を行うことや、センサーデータを分析して交通渋滞の解消やエネルギー利用を効率化するといったことが実現できるようになる。こうした背景から同社では、情報分析技術は高度なITサービスや新しいアプリケーションを生み出す原動力になっていくと考察しており、今後の情報分析技術が、具体的に下図のように展開していくと予想している。

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情報分析技術のロードマップ

 年度ごとに大勢を俯瞰すると、2010~2011年度は、クラウドの技術が大量データ分析に活用され始める「クラウド型分析基盤活用の黎明期」、2012~2013年度は、大規模データを活用した分析アプリケーションが広がりはじめる「クラウド型分析基盤活用の発展期」、2014~2015年度は「リアルタイム分析技術の発展期」になると予測している。

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