• 2010/12/27 掲載

日本IBM、次期固体燃料ロケット「イプシロンロケット」の開発プロセス管理システムに参画

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日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は27日、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)の次期固体燃料ロケット(イプシロン・ロケット、2013年以降打ち上げを予定)の設計開発を支援する「イプシロンロケット開発プロセス管理システム」の開発に参画したと発表した。2011年3月末の稼働開始を予定している。
 JAXAのロケット設計開発を支援する「イプシロンロケット開発プロセス管理システム」は、技術情報を体系的に蓄積、利用することを目的としたシステム。

 ロケット開発では、複数の企業が開発に携わるため、各社の必要な技術情報を企業間で容易にかつ安全に共有できることが必要となる。また、開発サイクルが約10年に1度と長期のため、開発の知識や経験を確実に継承していくことが求められる。

 今回の開発プロセス管理システムでは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)技術を用いたオープンな環境でシステム構築しているため、設計支援企業が保有するPLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアによらず、技術情報の共有が可能になるという。

 また、従来、個別の開発者に蓄積されていたロケット開発の知識や経験をシステムとして蓄積できるようになるため、過去の投資を活用して効率の良い開発体制を築くことができ、設計品質の向上や開発の効率化を実現できるという。

 「イプシロンロケット開発プロセス管理システム」は、PLM(Product Lifecycle Management)ソフトウェアを使用し、データ交換機能を活用することで実現。日本IBMのSOAを基盤としたモノづくりにおけるプロセスや情報を統合するアーキテクチャである「PDIF(Product Development Integration Framework)」は、PLMシステム固有のデータを業界標準フォーマットで使用できるよう変換する役割を担っているという。

 日本IBMの提供したPDIFは、SOAを基盤とし、オープンなマルチ環境に対応。サービス部品を組み合わせることでシステムの変更や追加にも柔軟かつ容易に対応できるため、設計変更や工程変更などをスムーズに行って、システムの変更や追加にも柔軟かつ容易に対応できるとしている。

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