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  • 2011/03/22

Tumblrから「キュレーション」を知る:○○はビジネスになるか(20)

コンテンツ爆発時代の情報整理術

Twitterのように、ユーザーが短い文章で自分の状況や思ったことを投稿できるサービスをミニブログ、新聞などでは「短文投稿サイト」とも呼ぶ。だが、Twitterの魅力は「メッセージが短い」ことよりも、他のユーザーをフォローしたり、そのツイート(つぶやき)をリツイート(再投稿)する機能を持つところにある。では、もっと長文で、同じことをできるサービスはないのかというと、Tumblr(タンブラー)というものがある。知る人ぞ知る人気サービスで、今、急浮上しているキーワード「キュレーション」にも対応するものだ。

行宮翔太

行宮翔太

ローカルTV記者、全国紙記者を経て、ITやビジネス分野のライティングを手がける。NTTPCコミュニケーションズ運営時のCNET、(株)ガリレオの「Infostand」などで執筆。四半世紀以上前に数年間住んだインドが“IT先進国”になったことを、どうしても信じられない。

ブログとミニブログの中間「Tumblr」

画像
TumblrのDashboard画面
 ブログの始まりは、ウェブのログ(Weblog)、すなわち気になるニュース(ログ)を引用しながら論評する個人サイトだと言われている。MovableTypeやWordPressといったブログ専用システムや、それらを利用したサービスが登場し、爆発的に普及していった。だが、長文を継続的に書き続けるのには、かなりの努力とエネルギーが必要だし、簡単なブログシステムといっても初心者には扱いにくかったりする。勢い込んで始めたものの、三日坊主で挫折する人も多い。

 そこに登場したTwitterは140文字という制約があった。書ける分量が限られていることで、ブログの敷居を下げ、わずかの間に人気を獲得して、ミニブログという分野を確立した。

 今回ご紹介するTumblrは旧来型のブログとミニブログの中間的なサービスだ。「Twitterのように使えるブログ」、あるいは「いろんなコンテンツが扱えるTwitter」と言えばいいだろうか。実際に使われている様子を見ると、短い投稿を連発するユーザーもいれば、長文を書きつづっているユーザーもいる。

 また、Tumblrは、テキストやリンクのほかに、写真、引用、会話ログ(チャットなど)、サウンド(MP3)、ビデオ(動画URLまたはファイル)の計7種類のコンテンツを扱える。メニューのアイコンを選ぶ簡単な操作で投稿できて、外見も、豊富な「テーマ」を選ぶだけで変更できる。外見は普通のWebページのようだが、それでいてTwitterと同じような「フォロー」や「リブログ」(Twitterでいうリツイート)の仕組みを持ち、投稿をリアルタイムの流れで見ることができる。

 サービスを開始したのは、Twitterに遅れること8カ月後の2007年3月。TwitterやFacebookほど爆発的ではないものの、確実にユーザーを増やしている。Webで表示されているカウンターによると、3月10日現在で約148万のブログがあり、投稿総数は約37億6000万。毎日2000万の投稿が追加されている。創設者でCEOのデビッド・カープ(David Karp)氏は1986年生まれの24歳。「書くことが好きではない人にも使いやすいツールを作ろうと思った」と述べている。

 そのTumblrが、今年に入って「キュレーション・タグ」という機能を導入した。この言葉「キュレーション」は、今、Webサービス業界で、注目のキーワードだ。

【次ページ】Webサービス業界注目の「キュレーション」って何だ?

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