- 2011/06/20 掲載
富士通のスパコンが世界1位に、日本製では7年ぶり
日本のスパコンが世界トップになるのは2002年から2004年6月の間に1位だった「地球シミュレータ」以来、7年ぶりとなる。
前回は中国の「天河1号」が2.57ペタフロップスで1位だったが、今回、「京」は毎秒8ペタフロップスの処理能力で最速となった。
京は、富士通製の8コアのCPU数が8万CPU以上、総メモリ量が1ペタバイト以上のスーパーコンピューターで、出荷時点の性能目標は10ペタフロップスとしていた。今回、ランキングで1位になった「京」は、CPU数68,544個で「現在整備途中段階のもの」だったという。
「京」により、シミュレーション精度や解析計算速度が飛躍的に向上し、高効率な太陽光発電をもたらす新材料開発の加速、防災計画に資する精密な気象予測や地震・津波影響予測などに活用される見込み。
なお、TOP500ランキングでは、「京」のほか、東京工業大学の「TSUBAME 2.0」もトップ5にランクインしている。

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