- 2012/07/05 掲載
ANAグループの物流会社OCS、日本IBMの基幹物流システムで国際航空貨物業務刷新
OCSは、国内外合わせて約200ヶ所の拠点をベースにグローバルネットワークを展開、2009年からはANAの資本参加を受け、「アジアのリージョナルインテグレーターを目指す」を経営ビジョンとして掲げている。OCSでは競争力強化を目指すためのビジネス推進・事業拡大の基盤確立を目的として、長期にかけて安定的なシステム運用が可能となる「WiLL」を構築。「WiLL」は、2009年に構想策定を開始し、2010年からのシステム構築を経て、2012年4月より稼働開始した。
OCSではこれまで、顧客支援や物流業務をサポートする複数のシステムが個別に構築されていたが、新システムの稼働により、顧客情報管理などの営業管理、集荷から配達までの物流管理、輸出入通関システムとの連携、問い合わせ対応などのカスタマーサービス管理を、統合された情報に基づいて行うことができるようになり、貨物ハンドリングの作業工数の削減や、顧客や他拠点とのタイムリーな情報連携が可能となった。これにより、物流業務全体の効率化や高品質化、海外拠点との連携強化、顧客満足度向上や収益力向上を図る方針だ。
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