• 2012/08/13 掲載

新日鉄、オーストラリア・BlueScope Steel Limited社と東南アジア・米国で合弁事業

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新日鉄は、豪社と東南アジア・米国での建材薄板合弁事業に合意した。家電分野への事業展開も視野に入れているとの発表だ。
 新日本製鐵(以下、新日鉄)は、オーストラリアのBlueScope Steel Limited社(以下、BSL社)と、同社が東南アジア・米国で展開する建材薄板事業(溶融亜鉛めっき鋼板・塗装鋼板事業、および建材薄板加工製品事業)につき、新日鉄グループとしてBSL持分の50%を取得し、両社をイコール・パートナーとする50:50の合弁事業とすることで合意した。グループ名称は「NS BlueScope Coated Products」の予定。

 合弁事業への出資額は、新日鉄が520百万米ドル(約416億円)、新日鉄の連結子会社で建材薄板事業を担う日鉄住金鋼板が34百万米ドル(約27億円)、新日鉄グループとして総額554百万米ドル(約443億円)で、2013年3月末までの取得手続き完了を見込んでいる。

 合弁対象事業は、BSLのタイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、米国の溶融亜鉛めっき鋼板・塗装鋼板事業(めっき能力約140万トン/年、塗装能力約65万トン/年)、およびタイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、米国の建材薄板加工製品事業となっている。新日鉄は、合弁会社の経営に参画するとともに、合弁会社に対し、溶融亜鉛めっき鋼板の原板(熱延鋼板、冷延鋼板)を安定供給していく方針だ。

 これまで、新日鉄は、1970年以来、BSLと65件の技術協力を実施し、2010年には、両社は次世代表面処理鋼板の共同開発に関する包括的・長期的な技術提携契約を締結している。今回の両社の提携は、これらに基づくもの。新日鉄は、今回の事業参画により、鋼材需要が急拡大しているアジアを中心とした海外建材薄板市場への速やかな対応、各国の合弁会社を通じた市場ニーズへの迅速且つ的確な対応、より付加価値の高いサービス、商品の提供などを目指す方針だ。また、新日鉄の独自技術、商品群を合弁会社に投入し、家電分野への事業展開も視野に入れていると発表している。

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