ソフトバンクテレコムは28日、シスコシステムズやEMC、ヴイエムウェア、インテルが共同設立した仮想コンピューティング環境の連合体「VCE」とクラウド事業で提携すると発表した。ソフトバンクテレコムは、VECが提供する「VCE Vblock System」を基盤とする法人向けクラウドサービスを12月から提供する。
VCEとは、Virtual Computing Environmentの略語で、シスコシステムズ、EMCコーポレーション、ヴイエムウェア、インテルコポーレーションが2009年11月に共同で設立した仮想コンピューティング環境の連合体(参考リンク:
「強者連合でクラウド基盤を提供する」、EMCとシスコ、VMwareが日本における仮想化連合の戦略を発表)。
ソフトバンクテレコムでは、今回VCEと提携することにより、各社のシステム基盤や仮想化ソフトウェアを統合した「Vblock System」を利用してサービスを提供する。「Vblock System」は、必要な検証テストをすべて終えたパッケージ状態で提供される。
今後ソフトバンクテレコムとVCEは、クラウド分野での先駆的なサービスを日本のみならず世界中で提供していくという。