- 2012/09/14 掲載
電通、iPhone 5にも搭載されるiOS 6の新機能「Passbook」対応「PASSSS」を開発
企業がユーザーに対してPassbookに対応したPassを提供するためには、アップル社が指定したファイル形式でPassを生成する必要があることに加え、Passの高度な利用管理を行うためには、2次元バーコードの読み取りデバイスの準備と、またこれらを統合して管理するシステムの整備を行う必要がある。
こうした状況に鑑み、同社はPassbook形式での電子クーポン・電子チケットの発行・管理を短時間かつローコストで導入できるPMS (Pass Management System) である「PASSSS」を企業向けに提供することにしたという。
「PASSSS」は、企業が直接Web上でパスを発行・管理できる管理システムと、店舗で発行されたパスを読み取るためのPassリーダーアプリから構成されている。
Passbookはユーザーにとってわかりやすいインターフェイスを備え、さまざまな企業が提供する電子クーポンや電子チケットを一元管理できるようになっている。また、iOSデバイスのGPS機能により、近隣で利用できるPass情報が自動通知されるなど、従来の電子クーポン・チケット手法にはなかった優れた利便性を有している。
ユーザーがPassbookを利用して電子クーポン・チケットサービスを受けるためには、インターネット (Webサイト、アプリケーション、電子メールなど) 経由でiOSデバイスに2次元バーコード付きのPassをダウンロードする必要がある。
一方、Passを発行する企業側は、2次元バーコードを読み取ることでユーザーによる利用状況をリアルタイムに管理できるほか、ユーザーのサービスの利用状況に合わせてPassの内容を更新できる機能があるなど、これまでにないユーザーとのコミュニケーションを実現できる。
なお、「PASSSS」は9月21日から電子クーポンサービスに限定した形で提供を開始し、年内には電子チケットに対応したサービスも開始する予定。
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