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  • 2014/05/07

SDNとクラウドのユースケースづくりがなぜ必要か?沖縄オープンラボラトリ 山下達也氏

2014年4月17日、東京都内の会場にてA10 FORUM 2014が開催された。基調講演に登壇したIDC Japanの入谷光浩氏は、「第3のプラットフォーム」でビジネスを展開していくには、サイロ化されたシステムの仮想化、アプリケーションのパフォーマンスとUXが求められると指摘。また、次世代ICT基盤技術の実用化や普及を目的として発足したNPO法人、沖縄オープンラボラトリの技術局長を務める山下 達也氏がSDNとクラウドのユースケースづくりに取り組む同法人の意義について説明した。

フリーライター 重森 大

フリーライター 重森 大

メインの活動フィールドはエンタープライズ向けITだが、ケータイからADCまでネットワークにつながるものならなんでも好きなITライター。現場を見ることにこだわり、毎年100件近い導入事例取材を行ってきた。地方創生の機運とともにITを使って地方を元気にするための活動を実践、これまでの人脈をたどって各地への取材を敢行中。モットーは、自分のアシで現場に行き、相手のフィールドで話を聞くこと。相棒はアメリカンなキャンピングカー。

第3のプラットフォームでは、サイロ化された仮想化とUX向上が不可欠

 イベントの冒頭はまず、A10ネットワークス 代表取締役社長 兼 CEO アジアパシフィックジャパン ヴァイスプレジデントである小枝 逸人氏の挨拶からスタートした。小枝氏は2014年3月21日にニューヨーク証券市場(NYSE)に上場したこと、2012年に続き2013年も日本のADC市場でシェアナンバー1を獲得したことを紹介し、「真の顧客志向を目指す姿勢が受け入れられた成果だと確信している」と、参加者に謝辞を述べた。さらに小枝氏は、Facebookと同じ2004年に誕生して以来、A10ネットワークスがずっと目指してきたことは真の顧客志向を目指すことと、長期的な成長を目指すことの2つだけだと語った。

 そのA10ネットワークスの最新の回答が、この日発表されたThunder 6630だ。ADC製品としては世界初となる100Gポートを4基搭載しており、アプリケーションスループットは150Gbps、新世代ASICの採用によりL4 CPSは710万に上る。ハイパフォーマンスモデルが求められる背景について、A10ネットワークス ソリューションアーキテクトの高木 真吾氏は次のように語る。

「モバイルやクラウド、ビッグデータのニーズに応えるため、データセンタでは10G、40Gの接続が急速に普及しています。キャリアやISPではルータと上位回線が100Gで結ばれることも珍しくなくなりました」

 またこの日、ミッドレンジやエントリーレンジの新製品も発表された。いずれも新ASICや新CPUの採用により処理速度を向上させつつ消費電力を低減させているという。

 新製品発表や基調講演ののちに登場したのは、IDC Japan ソフトウェア&セキュリティシニアマーケットアナリストの入谷 光浩氏だ。「第3のプラットフォームで変革する企業のITインフラストラクチャ」と題して基調講演を行った。IDCが提唱する第3のプラットフォームとは、「クラウド」「ビッグデータ」「モビリティ」「ソーシャル」の4要素で構成された情報基盤のこと。メインフレームとターミナルで構成されていたプラットフォームを第1世代、LANやインターネットとクライアント、サーバで構成されていたプラットフォームを第2世代としている。

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A10 Networks
創設者 / CEO
リー・チェン氏
「第3のプラットフォームでビジネスを展開していくためには、サイロ化されたシステムの仮想化、アプリケーションパフォーマンスとUXの向上が不可欠。いかにスピーディにITインフラストラクチャ変革を実現していくかが、重視される」

 入谷氏はさらに、ITインフラストラクチャ変革を実現するために必要な要素について説明。そのうえで、今はすでに第3のプラットフォームの折り返し地点であり、勝機を得るためにはITインフラストラクチャに積極的に先行投資すべきタイミングだと語った。

 基調講演のあとに登場したのは、A10ネットワークスの創始者であるリー・チェン氏だ。同氏は、NYSE上場を振り返りつつ、株式上場は同社のゴールでは決してないと言及。

「株式上場により、A10ネットワークスは第2章に突入したのです。私たちは今後も引き続き、真の顧客志向を貫きます。カスタマがハッピーであれば、次の機会にもA10ネットワークス製品を買ってもらえる。だから、カスタマの幸せだけを願っていれば私たちも長期的に成長していけるのです」

【次ページ】SDNとクラウドのユースケースづくりがなぜ必要か?

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