- 2014/10/28 掲載
エムオーテックス、情報漏えい対策プロジェクト始動 LanScope Anの無償版も提供へ
「あらゆる企業で、監視ツールの導入が進んでいるが、情報漏洩が後を絶たない。セキュリティに対する正しい理解をするには、非常に高度な技術知識が必要だが、重要なものではあるが情シス部門やベンダー任せになってしまいがち。こうした根本的な課題に対して、経営者や従業員、それぞれの立場の方々に分かりやすい情報を提供していきたい」(河之口氏)
続いて「NO MORE 情報漏えいプロジェクト」について、同社 事業推進本部 執行役員の池田 淳氏が説明した。同氏は情報漏えいへの対策の考え方には”禁止”と“抑止”の2つを挙げた。禁止というのは、たとえばメールやUSBで情報を持ち出すかもしれない、という“行為”への対策だ。対して抑止は、行動にうつす前の“意識”への対策である。
同社が今回発表した「NO MORE 情報漏えいプロジェクト」は、あらゆる立場の人に対して、情報漏えいに対する意識を変える、すなわち「自分ごと化させる」ための取り組みだ。
このプロジェクトの発足にあわせて、同プロジェクトの特設サイトを開設した。
このサイトでは、情報漏えいのリスクや発生の原因のケーススタディや、同プロジェクトの監修者であるHASHコンサルティング 代表の徳丸 浩氏によるコラムや、情報漏えいに関するアンケートの意識調査結果をレポート形式で公開するなどして情報を発信していく。
エムオーテックスでは、同プロジェクト活動の第一弾として、スマートデバイス管理製品「LanScope An」の紛失・盗難対策の機能を切り出して提供される無料サービス「LanScope An Free」を11月末に発表開始することを合わせて発表した。
どんな端末を使っていて、どんなアプリをインストールしているのかなどが分かるだけでなく、リモートロック・リモートワイプ、パスワードポリシー機能が無償で利用できるほか、操作方法や利用時のトラブルに対応するヘルプデスクサービスも利用可能だ。管理対象の端末は、iOS,Android, Windows タブレットに対応している。
発表会後半では、「LanScope An」のデモンストレーションが行われた。池田氏は「情報漏えい対策に関しては無償版ですべて完結できる」としながらも、有償版にアップグレードすることで、MDMツールとして端末の操作ログ管理やアプリの使用状況をチェックでき、生産性向上が可能になることを説明した。
本記事のタイトルに一部誤りがありましたので修正しました。ご迷惑をおかけした読者ならびに関係者にお詫び申し上げます。
【訂正情報 2014/10/31 17:15修正】
本文中、管理対象の端末について一部誤りがありましたので修正しました。ご迷惑をおかけした読者ならびに関係者にお詫び申し上げます。
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