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  • 2015/04/09

大事な会議で休めない…ついやってしまいがちな薬の危ない飲み方3か条

大事な会議、商談、アポイントメント…薬の力を借りてでも、どうしても休めない日がある。ところで、あなたの薬の飲み方は本当に正しいだろうか? もしもあなたの今の薬の飲み方が、助けになるどころか、有害だとしたら? 忙しいビジネスパーソンとして知っておきたい、正しい薬との付き合い方について、現役の薬剤師からアドバイスしてもらう。


 こんにちは。現役薬剤師の小谷寿美子と申します。

 私は、いつもドラッグストアで一般の方に直接薬の販売をしていますが、そこで仕事をしていると、かなり危険な飲み方をしている人が多くいます。

・薬を水なしで飲む
 (いつか食道に穴があきますよ!)
・ドリンク剤といっしょに飲む
 (→肝臓を破壊することもありますよ!)
・風邪が治らないときに、だらだらと薬を飲み続ける
 (→薬剤性肝障害になる可能性がありますよ!)

 こんな具合ですから、薬剤師としては気が気ではありません。

 先日『その薬があなたを殺す! 薬剤師が教える"知らないと毒"になる薬の話』を出版いたしましたが、もっと多くの方に知っていただきたいので、皆さんがついやっていそうな危険なクスリの飲み方について話をさせていただきます。

(1)薬を水なしで飲む

 薬を水なしで飲んだことはないですか?
 「水の量なんて意識したことがない」という方もいるのではないでしょうか?
 そんな飲み方では、食道に穴があく可能性があることを知っていましたか?

 決められた量の水を飲まないことで起こるのが食道潰瘍という病気です。
 この病気は、食道に穴があくというものです。

 水を飲めば、水と一緒に胃まで薬が届きます。ところが水が少ないと、食道に張りついたまま落ちてこないのです。ごはんは、食道に張りつくと詰まった感じがしますから、すぐ気づくことができます。そこで水を飲んでご飯の詰まりを取ります。

 一方、薬は小さいですから、食道に張りついたことに気づくことができません。そして、そのまま時が流れると...食道に穴があくのです。時の流れは早いですよ。食道という部分はそもそも食べ物を通す部分であって、その場に食べ物を停滞させることはしません。なので、食道は胃に比べて壁の厚みが薄いです。

 もともと壁が薄いところに、何かが停滞しているわけです。粘膜を傷つけて簡単に穴があいてしまいます。

 食道潰瘍を起こしやすい薬に次のようなものがあります。

・抗生物質
 圧倒的に報告が多いのは酸性の抗生物質である、テトラサイクリンやドキシサイクリンです。

・消炎鎮痛剤
 バファリンなど、アスピリンを含む薬です。

・カリウム製剤
 カリウム製剤は粘膜毒性がある薬です。慢性心不全に使われるジキタリス製剤や利 尿剤など、カリウム不足になりやすい薬と一緒に飲むことが多いです。

 消炎鎮痛剤なんて、それこそ市販薬です。意外と身近に使っている薬が危険なのです。

(2)風邪薬をドリンク剤と一緒に飲む

 風邪を引いて熱が出た。
 しかし、明日は大事な会議で休めない。
 こんなときは、風邪薬とドリンク剤を飲んで、寝てしまおう!

 こういう方、意外といると思います。ドリンク剤ではなく、養命酒派、もしくは酒飲んで寝ちゃえなんて、豪快な方もいるかもしれません。
 でも、これは、薬剤師的にはお勧めできない方法です。

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