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  • 2017/09/20

IBM、量子コンピュータの新たな道筋を拓く「今後数年で既存のコンピュータを上回る」

IBMは9月13日、量子コンピュータを用いて分子を効率的にシミュレートするアルゴリズムを開発し、複雑な化学反応のシミュレーションと研究を実現する道筋を開いたと発表しました。

Publickey 新野淳一

Publickey 新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。


 新薬や新素材の開発、料理や電池の充電など、私たちの身の回りには化学反応を利用したさまざまなものがあふれています。

 もしもこれらの化学反応を分子レベルでコンピュータシミュレーションできるようになり、実際に試すことなく観察し試行錯誤できるようになるとしたら、産業界から日常生活に至るまで革新的な変化が起きることが予想されます。

 コンピュータを用いた分子や化学反応のシミュレーションはすでに学術分野などで行われていますが、現在のところ最新のスーパーコンピュータを用いてたとしても、複雑さと計算量のため非常に時間がかかるとされています。

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 そうしたなか、IBMは9月13日、量子コンピュータを用いて分子を効率的にシミュレートするアルゴリズムを開発し、複雑な化学反応のシミュレーションと研究を実現する道筋を開いたと発表しました

 その内容は9月14日付の学術誌「Nature」に掲載され、表紙にとりあげられています。

 量子コンピュータはよく知られているように、一部の問題を従来のコンピュータよりも飛躍的に高速に処理できる能力を備えるとされています。IBMはプレスリリースの中で、今回の発表が目指すものについて次のように説明しています。

The goal is that we will have the ability to use quantum computers to wholly analyze molecules and chemical reactions, which could help accelerate research and lead to the creation of novel materials, development of more personalized drugs, or discovery of more efficient and sustainable energy sources.

目指すものは、量子コンピュータで分子と化学反応を完全に分析することでこの分野の研究を加速し、新素材やパーソナルドラッグの開発、より効率的で持続可能なエネルギー源の発見などにつなげることだ。

今後数年で量子コンピュータは既存のコンピュータの能力を上回るだろう

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