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  • 2018/02/14

なぜマイクロソフトはWindows 10で積極的にPWAをサポートするのか

マイクロソフトはWeb技術を用いてネイティブアプリケーションのように動作するProgressive Web Apps(PWA)を、WebブラウザのEdgeにとどまらず、Windows10のデスクトップ環境でも実行可能にすることを明らかにした。

Publickey 新野淳一

Publickey 新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。

 Windows 10は当然のことながらWindowsアプリケーションを実行可能なOSですが、Windows Subsystem for Linuxが新たに搭載されてLinuxアプリケーションのサポートも進められています。

 そしてマイクロソフトはさらにWindows 10の守備範囲を広げようとしています。次はWeb技術を用いたアプリケーション、「Progressive Web Apps」(以下PWA)のWindows 10でのサポートです。

 Microsoft Edgeの開発ブログに2月6日付でポストされた記事「Welcoming Progressive Web Apps to Microsoft Edge and Windows 10 - Microsoft Edge Dev Blog」でマイクロソフトは、PWAをWebブラウザのMicrosoft Edgeでサポートするだけでなく、Windows 10のデスクトップ上で通常のアプリケーションのように実行可能にすることを明確にしました。

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On other platforms, PWAs primarily originate from inside the browser, and can escape the browser in response to various prompts or menu options. We’re taking things one step further on Windows! Because a PWA can be a first-class citizen in the Windows Store, a user will be able to engage fully with an installed PWA—from discovery, to installation, to execution—without ever opening the browser.

他のプラットフォームにおいては、PWAはブラウザ内で起動し、何らかの操作やメニューを選択することでブラウザから独立して実行されるようになる。しかし私たちはWindowsにおいてこれをさらに前進させていくつもりだ! というのもPWAはWindows Storeの一級市民になれることで、そこで発見されインストールされ、ブラウザを一度も立ち上げることなく実行することができるようになるのだ。

 下記のツイートでは、この記事の筆者の一人がプレビュー版のWindows 10のデスクトップ上で、まるで通常のアプリケーションのようにPWAを実行する様子を紹介しています。


なぜWindows 10で積極的にPWAをサポートするのか

 PWAは、HTML、CSS、JavaScriptなどのWeb技術によって開発されるWebアプリケーションの一種です。Webサーバから配信されて実行されるだけでなく、アプリケーションの実行に必要なリソースをローカルに保存することでオフラインでの実行にも対応します。

 Service Workerによるバックグラウンド処理やプッシュ通知なども可能で、ネイティブアプリケーションのように振る舞うことができるようになっています。

 そしてPWAはWeb技術で開発されているため、マルチプラットフォーム対応でもあります。

 現在のところ、PWAはモバイルを中心に新しいアプリケーションの姿として注目される傾向にありますが、モバイルに限定された技術ではないので、デスクトップアプリケーションの分野での注目度も高まってくるでしょう。

 例えば、Web技術でデスクトップアプリケーションを開発するためのフレームワークのElectronやCordovaなどと基本的な技術は重なっているため、いずれこれらのフレームワークを用いているアプリケーションの一部がPWAに切り替わるかもしれませんし、もしかしたら、将来的には多くのアプリケーションが、PWAになっていくかもしれません。

 こうしてマルチプラットフォーム対応であるPWAが普及、発展していくすると、そのプラットフォームは「PWAさえ動けばどれを選んでも似たようなもの」となっていく可能性があります。

 こういう状況はWindowsの存在意義をおびやかすことになります。PWAさえ動けば別にプラットフォームはWindowsでなくともAndroidでもいいし、PCでなくてもタブレットでもよい、となってしまうかもしれないのです。

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