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  • 2018/08/30

Amazon RDS on VMwareは何がスゴいのか 両社にとって「強力な武器」に

VMwareとAmazon Web Services(AWS)は、AWSが提供してきたマネージドデータベースサービスである「Amazon RDS」をVMwareベースのデータセンター上で提供する「Amazon RDS on VMware」を発表しました。

Publickey 新野淳一

Publickey 新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。

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Amazon RDS on VMwareを発表

 両社はAWSクラウド基盤のうえでVMwareをベースとしたクラウドサービスである「VMware Cloud on AWS」を提供していますが、今回発表された「Amazon RDS on VMware」は、VMware Cloud on AWSではなく、オンプレミスなどのVMware環境のデータセンターに対してAmazon RDSと同様の機能を持つマネージドデータベースサービスを提供するものです。

Amazon RDS on VMware発表

 発表は、VMwareの年次イベント「VMworld 2018 US」の基調講演で行われました。

 同社CEOのパット・ゲルシンガー氏は、ゲストとしてAWS CEOのアンディ・ジャシー氏を壇上に呼び込み、ジャシー氏が「Amazon RDS on VMware」を発表。

 ジャシー氏は次のようにAmazon RDS on VMwareを紹介しました。

 「Amazon RDSのすべての機能をお客様のVMwareのオンプレミス環境で提供する。

 データベースのプロビジョニング、データベースインスタンスのメモリ、コンピュート、ストレージのスケール、OSやデータベースエンジンのパッチ適用も可能だし、リードレプリカによるスケールアウトはオンプレミスへもAWSへも可能だ。

 異なるVMwareクラスタへのレプリケーションによる高可用性構成もできるし、VMware上でもAWS上でもオンラインバックアップがとれ、AWSへの移行をするにしてもスムーズにできる。

 Oracle、SQL Server、MySQL、PostgreSQL、MariaDBに対応し、数カ月以内に利用可能になる」

VMware環境をAWSのアベイラビリティゾーンに見せる

 Amazon RDS on VMwareのデモでは、オンプレミスのVMware環境で稼働中のAmazon RDSを、vSphereのクライアントとAWSのコンソールの両方から参照する様子が紹介されました。

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Amazon RDS on VMwareをvSphereクライアントから参照

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Amazon RDS on VMwareをAWSのコンソールから参照

 詳細は説明されませんでしたが、VMware環境に「Custom AZ(カスタムアベイラビリティゾーン)」を構築することでAWSのアベイラビリティゾーンとして参照できるようにし、そこにAmazon RDS on VMwareをデプロイするようです。

 AWSのWebサイト上にはすでに「Amazon RDS on VMware」のページが公開されており、プレビュープログラムへの登録が開始されています。


【次ページ】 なぜ両社にとって「強力な武器」になるのか?

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