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- 2021/04/02 掲載
進化するビデオ会議/Web会議システム、VRアバターで会議に参加・4K画質導入など
英大学院修了後、RPA企業に勤務。大手通信社シンガポール支局で経済・テクノロジーの取材・執筆を担当。その後、Livit Singaporeでクライアント企業のメディア戦略とコンテンツ制作を支援(主にドローン/AI領域)。2026年2月、シンガポールで「SimplyPNG」を設立し、AI画像編集のモデル運用とGPUコスト最適化を手がける。主にEC向け画像処理ワークフローの設計・運用自動化に注力。
リモートワーク継続で、2021年もビデオ会議が必須に
2020年リモートワークの普及に伴い、ZoomやMicrosoft Teams、Skype、Google Meetを使ったビデオ会議が広く浸透した。2021年以降もリモートワークを継続する企業は多く、引き続きビデオ会議需要は高い水準を維持するものと思われる。
そんなビデオ会議だが、現在広く普及しているツールに対し不満を持っている人は少なくないはずだ。画質は依然悪く、音声や映像が途切れることもしばしばある。プレゼンや議事録を支援する機能の不足も挙げられる。
2021年ビデオ会議ツールは、こうしたユーザーの不満点を改善する方向で進化することが見込まれる。ビデオ会議はどのように変わるのか、その動向を探ってみたい。
フルHD化に4K画質も、2021年ビデオ会議は画質向上
まず、ビデオ会議の画質をめぐる動向から。現在、おそらく720p程度の画質が標準になっていると思われるが、2021年以降はフルHD(1080p)や4K(3840p)の導入が増える見込みがある。
たとえばZoomでは現在、設定を変えH.323というプロトコルを使用する場合、フルHD画質でのビデオ会議が可能となる。この設定ができるのは現時点で、ビジネス、エンタープライズ、教育アカウントのみ。フルHD需要の高まりを反映した対応といえるだろう。
720pでもスマホであれば問題ないが、ビデオ会議では多くの場合パソコンを利用する。一般的なパソコンのディスプレイサイズは22インチほどだが、そのサイズで720pの動画を視聴すると、その画質は荒くプレゼン資料の詳細が分からないといったことはよくあることだろう。
フルHDのWebカムの低価格化、ビデオ会議プラットフォームのフルHD対応、通信速度の向上など、ビデオ会議のフルHD化を後押しする要素は複数存在する。
そして、フルHD化の先にあるのが4Kだ。
4Kのビデオ会議を可能にするプラットフォームの1つが米国を拠点とする「Lifesize」だ。4Kビデオ会議向けのWebカメラと4K通信に最適化されたクラウドで、高画質ストリーミングを可能にしている。
4K画質であれば、設計図やコーディングなど720pでは共有することが難しかった情報を示すことも可能となる。
Lifesizeは日本ではあまり知られていないビデオ会議プラットフォームだが、欧米ではメディアや調査レポートに登場することが多くなってきており、認知度・利用者はともに高まっていると思われる。
Lifesizeのほかには、GoogleとAsusによる4Kビデオ会議促進の動きもある。AsusはGoogle と提携し、コーポレート顧客向けに4K画質でのGoogle Meet会議を可能にする「Asus Google Meet Hardware kit」の提供を開始した。
【次ページ】アップルも注目?VRアバターを通じたビデオ会議出席
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