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  • 2022/04/13

結構すごい「Windowsターミナル」の実力とは? ただし“万人向け”ではないワケ

山市良のマイクロソフトEYE

GUIでは用意されていない細かな設定は、コマンドプロンプトやWindows PowerShellウィンドウを管理者として開いてコマンドラインから実行する必要がある場合があります。Windows 11では、これらのツールが見つかりにくいところにあります。代わりに用意されたのが「Windowsターミナル」です。

フリーライター 山市 良

フリーライター 山市 良

IT 専門誌、Web 媒体を中心に執筆活動を行っているテクニカルライター。システムインテグレーター、IT 専門誌の編集者、地方の中堅企業のシステム管理者を経て、2008年にフリーランスに。雑誌やWebメディアに多数の記事を寄稿するほか、ITベンダー数社の技術文書 (ホワイトペーパー) の制作やユーザー事例取材なども行う。2008年10月よりMicrosoft MVP - Cloud and Datacenter Management(旧カテゴリ:Hyper-V)を毎年受賞。岩手県花巻市在住。
主な著書・訳書
『インサイドWindows 第7版 上』(訳書、日経BP社、2018年)
『Windows Sysinternals徹底解説 改定新版』(訳書、日経BP社、2017年)
『Windows Server 2016テクノロジ入門 完全版』(日経BP社、2016年)
『Windows Server 2012 R2テクノロジ入門』(日経BP社、2014年)
『Windows Server 2012テクノロジ入門』(日経BP社、2012年)
『Windows Server仮想化テクノロジ入門』(日経BP社、2011年)
『Windows Server 2008 R2テクノロジ入門』(日経BP社、2009年)
など

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画面1:コマンドプロンプトやPowerShellは詳しいユーザー向けの機能であり、Windows 10のWinXメニューから素早くアクセスできるが、一般ユーザーでも使用しなければならない場面がどうしてもある

WinXメニューから消えたPowerShell(またはコマンドプロンプト)

 大部分のユーザーは、コマンドプロンプト(cmd.exe)やPowerShell(powershell.exeやpwsh.exe)のコマンドシェル環境や、レジストリエディター(regedit.exe)のようなシステム設定を直接編集するツールを操作することはありませんし、その必要性もないべきです。多くのユーザーが共通で必要とするような設定には、「設定」アプリや「コントロールパネル」アプレット、あるいはMicrosoft管理コンソールスナップインといった直観的に操作できるGUIツールがありますし、それらを使用したほうが設定ミスを回避できて安全です。

 しかし、システムの特定のトラブルを解消するため、あるいは一般的ではない設定が必要な場合には、コマンドシェル環境やレジストリエディターが必要になることがあります。

 Windows 10の場合、タスクバー上のWindowsアイコンを右クリックするか、「Windows」+「X」キーを押すと出現するメニュー(通称、WinXメニュー)からWindows PowerShell(Windows 10の既定)またはコマンドプロンプトを一般ユーザーまたは管理者として開く方法が用意されています(画面1)。

 どちらが表示されるかは、「タスクバーの設定」(「設定」-「個人用設定」-「タスクバー」)で選択することができます。少し詳しいユーザーなら、「ファイル名を指定して実行」に「cmd」や「powershell」と入力して素早く開いていることでしょう。

 Windows 11のWinXメニューからはコマンドプロンプトやWindows PowerShellの項目は削除されました。これらのツールには、「検索」(虫眼鏡アイコン)メニューでツールの表示名やファイル名で検索することでアクセスできますが、非常にアクセスしづらい形になってしまいました。

 代わりに用意されたのが「Windowsターミナル(Windows Terminal)」というビルトインのユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリです(画面2)。

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画面2:Windows 11ではコマンドプロンプトやPowerShellにアクセスし辛くなり、代わりに「Windowsターミナル」が用意されている

 なお、Windows 11のリリース直後、単体のツールとしてのコマンドプロンプトやPowerShellの既定のフォント設定の関係で、日本語を正しく表示できないという問題があり、「Windowsターミナル」ではなく、使い慣れた単体のツールを使って文字化けにとまどったユーザーが多かったと思います。この表示上の問題はすでに解消されています(既定でMSゴシックに変更されました)。

【次ページ】結構すごい、Windowsターミナルの実力

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