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- 2022/08/16 掲載
Windows 11とOffice 365のモダンデスクトップを体験できるキットとは?
山市良のマイクロソフトEYE
IT 専門誌、Web 媒体を中心に執筆活動を行っているテクニカルライター。システムインテグレーター、IT 専門誌の編集者、地方の中堅企業のシステム管理者を経て、2008年にフリーランスに。雑誌やWebメディアに多数の記事を寄稿するほか、ITベンダー数社の技術文書 (ホワイトペーパー) の制作やユーザー事例取材なども行う。2008年10月よりMicrosoft MVP - Cloud and Datacenter Management(旧カテゴリ:Hyper-V)を毎年受賞。岩手県花巻市在住。
主な著書・訳書
『インサイドWindows 第7版 上』(訳書、日経BP社、2018年)
『Windows Sysinternals徹底解説 改定新版』(訳書、日経BP社、2017年)
『Windows Server 2016テクノロジ入門 完全版』(日経BP社、2016年)
『Windows Server 2012 R2テクノロジ入門』(日経BP社、2014年)
『Windows Server 2012テクノロジ入門』(日経BP社、2012年)
『Windows Server仮想化テクノロジ入門』(日経BP社、2011年)
『Windows Server 2008 R2テクノロジ入門』(日経BP社、2009年)
など

導入や更新、管理などを一通り評価できる
マイクロソフトが無料ダウンロード提供している「Windows 11 and Office 365 Deployment Lab Kit」は、企業におけるWindows 11 EnterpriseとMicrosoft 365 Appsで構成されるモダンデスクトップ環境の、導入と更新、管理、セキュリティ機能を一通り評価できる仮想ラボ環境です。この仮想ラボ環境は、複数の定義済みのHyper-V仮想マシンイメージと、自動プロビジョニングのためのセットアッププログラム、およびドキュメント(Win11_Set Up Guide.docxおよびWin11_Lab Guide.docx)で構成され、定期的に更新版に置き換えられます(ダウンロードしたラボ環境には有効期限があります)。仮想ラボ環境は、Windows 10、Windows 11、またはWindows Server 2016以降のHyper-Vホスト環境にセットアッププログラムを使用して導入することができます(画面1、画面2)。25GB程度のファイル(ZIP形式)をダウンロードするために高速なブロードバンド接続が必要なことに加え、Hyper-Vホストにはディスク空き領域150GB(300GBを推奨)と使用可能メモリ16GB(32GBを推奨)が必要です。
この仮想ラボ環境には、オンプレミス(仮想ラボ環境内)のActive Directoryドメイン環境用のドメインコントローラーを実行する仮想マシン、「Microsoft Endpoint Configuration Manager Current Branch」評価版を実行する仮想マシン、Windows 10 Enterprise評価版やWindows 11 Enterprise評価版を実行する仮想マシンなどで(注:OSおよびアプリの言語はすべて英語)構成され、ダウンロードファイルの展開先にある「Setup.exe」を実行することでHyper-Vにインポートされ、初回起動時に自動プロビジョニングされます(画面1、画面2)。
【次ページ】セットアップ後はすぐに評価可能
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