- 会員限定
- 2022/09/21 掲載
メタが10月発表の新VRヘッドセット、メタバースには「期待外れ」になりそうな背景
英大学院修了後、RPA企業に勤務。大手通信社シンガポール支局で経済・テクノロジーの取材・執筆を担当。その後、Livit Singaporeでクライアント企業のメディア戦略とコンテンツ制作を支援(主にドローン/AI領域)。2026年2月、シンガポールで「SimplyPNG」を設立し、AI画像編集のモデル運用とGPUコスト最適化を手がける。主にEC向け画像処理ワークフローの設計・運用自動化に注力。
メタ、10月にハイエンドVRヘッドセットをリリース
2021年頃に開発プロジェクトが明らかにされ、スペックやリリース日に関するさまざまな臆測が流れたメタのハイエンドVRヘッドセットが10月に登場するとして、米メディアの関心を集めている。8月末、メタのザッカーバーグ氏が米国の人気ポッドキャスト番組「Joe Rogan Experience」にて、新VRヘッドセットを10月にもリリースする体制であることを明らかにしたことが発端だ。
同ポッドキャストでは、VRヘッドセットのモデル名は明らかにされなかったが、ザッカーバーグ氏の発言内容から、リリースされるのは「Project Cambria」にもとづく製品である可能性が高いとされている(製品名はQuest Proなどのうわさもあるが、ここではCambriaとする)。
CNBCによると、このハイエンドVRヘッドセットの価格は最低でも800ドル(約11万円)と現時点のフラッグシップモデル「Meta Quest 2(旧Oculus Quest 2)」の2倍以上になる。Quest 2は2020年10月に64GB版が299ドルでリリースされたモデル。最近コスト上昇により、価格は399ドルに値上げされた。
これに対して新VRヘッドセットはアイトラッキングやフェイストラッキングにより、ユーザーが「ソーシャルな存在感」をより強く感じられる機能・デザインになっているという。
この動きに競合も反応する可能性があり、しばらく大きなニュースがなかった「VR市場」が再び活性化する兆しが見えてきた。
2024年までに4つのVRヘッドセットリリース計画
実のところ、メタが新VRのヘッドセットを9~10月頃にリリースする可能性は、今年5月にThe Informationが指摘していたところだ。この記事によると、同メディアはメタ社内で共有されていたVRヘッドセット事業のロードマップを入手。このロードマップには、同時点から2024年にかけて4つのVRヘッドセットをリリースする計画が盛り込まれている。
The Informationは、この「アグレッシブなロードマップ」は、まずVRヘッドセットを普及させ、そこからメタバース事業を拡大しようというザッカーバーグ氏の狙いがあらわれたものだと指摘している。
またThe Informationは関係筋の話として、メタが4つのVRヘッドセットをリリースする計画の第一弾として、Cambriaを2022年9月ごろにリリースする計画であると報じていた。さらに、Cambriaを進化させたモデル「Funston」を2024年にリリースする計画があるとも伝えている。
【次ページ】Cambriaの機能とデザイン
メタバース・VR・AR・MR・SR・xRのおすすめコンテンツ
メタバース・VR・AR・MR・SR・xRの関連コンテンツ
PR
PR
PR