- 2025/07/31 掲載
伊プラダ上半期は9%増収 ミュウミュウ部門が好調
[ミラノ 30日 ロイター] - イタリアの高級ファッションブランド、プラダ が30日発表した2025年上半期(1─6月)決算は、為替変動の影響を除いた純売上高が前年同期比9%増の27億4000万ユーロ(31億6000万ドル)となり、ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想平均とおおむね一致した。小規模ながら急成長しているブランド「ミュウミュウ」がけん引した。
上半期調整後営業利益は同8%増の6億1900万ユーロで、市場予想の6億3600万ユーロに届かなかった。
主力ブランド「プラダ」の売上高は第2・四半期だけで前年同期比3.6%減少したが、ミュウミュウは40%の増収を確保した。ミュウミュウは昨年、グループ売上高全体の4分の1を占めた。
プラダ経営陣は決算発表後の電話会議で、第2・四半期は欧州と日本への観光客が減少した上、比較対象の前年同期が堅調だった影響が出たと説明した。
アンドレア・グエラ最高経営責任者(CEO)はアナリスト向けの説明で、観光客の往来は8月末には前年の水準に戻るとの見通しを示した。
「プラダ」ブランドは6月にジャンフランコ・ダッティCEOが退任し、グエラ氏が暫定的に同ブランドのCEOも務めている。
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