- 2021/03/05 掲載
DataRobot、自動特徴量探索とSnowflakeの連携を発表
2019年よりエンタープライズ AI プラットフォームDataRobotの一部として提供されている自動特徴量探索は、機械学習モデルにおける何百もの有用な特徴量を自動で検出・テスト・生成するものです。これによりモデルの正確性が劇的に向上し、企業における価値創造の実現と予測の正確性を強化します。
今回の連携によってSnowflakeユーザーは、より革新的な機能を体験することが可能となります。データ・プレパレーションをSnowflake内で行うことでデータの移動が最小限に抑えられ、速度の向上とオペレーティングコストの削減が実現できます。そのため、ユーザーは、より多くのデータをSnowflakeから取り出し、またSnowflakeのデータクラウドを活用して、さらに正確な機械学習モデルを生成することができます。自動特徴量探索では、データサイエンスのベストプラクティスを活用し、データセットから派生した特徴量の統合・集約・生成が自動的に行われます。これによりユーザーは、より優れた機械学習のモデルを従前よりも短期間で構築することができ、AIによるイノベーションを促進することが可能となります。
Snowflakeのプロダクトマネジメント責任者であるTorsten Grabsは次のように述べています。「Snowflake上でデータ・エンリッチメントと初期処理をネイティブに行うことで、両社の顧客はより正確なモデルをより迅速に構築することが可能となります。これは、弊社とDataRobotの継続的なパートナーシップに基づいた、計画中の多数の技術統合のはじめの一歩であり、お客様のデータサイエンス活用において即座に影響をもたらすことができると期待しています。」
DataRobotとSnowflakeのパートナーシップは2018年に始まっており、データからインサイトを得るまでの間における複雑さを軽減し、遅延を取り除くことで、企業におけるAI導入を加速させることを目標としています。両社は、数々の連携、Snowflake Partner ConnectへのDataRobotの参加、DataRobotのSnowflake Partner NetworkでのEliteステータス獲得などを通じ、パートナーシップを強化してきました。2020年12月、DataRobotはSnowflakeのベンチャー部門であるSnowflake Venturesが、DataRobotの資金調達シリーズFラウンド(3億2千万ドル)の一環として出資を行ったことを発表しました。両社はこの出資の一環として、製品と市場進出戦略の相乗効果を促進させるべく、パートナーシップを締結しました。
DataRobotのプロダクト担当上級副社長であるNenshad Bardoliwallaは次のように述べています。「弊社のゴールは、お客様のために、データから得られるインテリジェンスから最大限の価値を生み出すことです。これは、Snowflakeも同様に目標としているビジョンです。自動特徴量探索プロセスの自動化の力をSnowflake環境に直接導入することで、Snowflakeとのパートナーシップを拡大できることを非常に嬉しく思っています。」
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