- 2021/03/05 掲載
大日本印刷、金融サービス(BaaS)領域においてインフキュリオンと資本業務提携
本提携によってDNPは、キャッシュレス決済に関わるさまざまなサービスをシームレスに提供する「DNPキャッシュレス決済プラットフォーム」の活用を加速させ、フィンテックの広がりや決済手段の多様化による需要拡大が見込まれる「BaaS」(Bank as a Service)(*)領域に強みを持つインフキュリオンとの協業によって、より一層事業を強化・拡大していきます。
*BaaS:アプリを通じて金融の機能やサービスを提供するクラウドサービス
*株式会社インフキュリオンのWebサイトURL:https://infcurion.com/
【資本業務提携の狙いと概要】
日本政府は2018年4月に「キャッシュレス・ビジョン」を発表し、国内の2025年のキャッシュレス決済比率を40%に、将来的に80%にする目標を掲げて各種施策を行っています。また、金融とITを掛け合わせたフィンテックにより、金融取引に関する新しいサービスが開発されているほか、直近では新型コロナウイルスの感染防止などもあり、非対面・非接触の決済手段への移行が加速しています。特にBaaSの領域では、2018年6月に施行された改正銀行法によって、銀行システムの接続仕様を広く共有し、提携先企業からのアクセスを認める「オープンAPI」が努力義務化され、金融機関と事業会社が個々に保有するデータやサービスを連携させた価値の提供が推奨されています。
DNPは、独自の「P&I」(印刷と情報)の強みを掛け合わせ、多くのパートナーとともに、1980年代からICカード関連の開発に取り組み、1990年代から安全・安心な各種決済サービスを提供してきました。2018年には「DNPキャッシュレス決済プラットフォーム」の提供を開始し、決済基盤のサービスのほか、認証サービス、企業のビジネスプロセスを代行するBPO、マーケティングや生活者とのコミュニケーション等のサービスと組み合わせて、銀行をはじめとする金融機関や多くの企業に展開しています。
一方、インフキュリオンは、2006年の設立後、決済・フィンテック領域でのコンサルティング、サービス開発やメディア運営などを行っています。革新的な金融デジタルトランスフォーメーション(DX)およびBaaS基盤を提供する企業として、決済に関連した業界や官公庁、フィンテックのスタートアップ企業等を対象に、さまざまな変革を支援しています。
両社は、今回の資本業務提携によってお互いの強みを掛け合わせ、より高度化・複雑化する金融サービスにおいて、クラウドを活用したBaaS領域を中心に、企業や生活者に利便性と安全性の高い仕組みとサービスを提供していきます。
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