- 2021/06/11 掲載
アンリツ、業界初 5G RFコンフォーマンステストでミリ波帯RRM試験のPTCRB認証を取得
ME7873NRは、2021年6月に開催されたPTCRBミーティングにおいて、5G NR FR2 ノンスタンドアローンモード(NSA)[※4]で、業界初となるRRM試験のPTCRB認証を取得しました。
また、2021年4月のCAG[※5]ミーティングにおいても業界初のGCF[※6]認証を取得しました。FR2におけるRRM試験は、主に端末の安定接続やモビリティ動作の測定を対象とし、有限な無線資源の有効活用のために重要な試験です。
今回のGCFおよびPTCRBによる認証に先立ち、アンリツは多くの技術文書を寄稿し、3GPPRAN5会議[※7]を主導。5G FR2におけるRFコンフォーマンステスト規格の策定に貢献しました。
アンリツは今後も5G RF/RRM試験の認証をさらに取得することにより、5G モバイルネットワークの商用サービスにおいて重要な役割を果たし、5G 対応端末の普及促進に貢献していきます。
[※1] RF コンフォーマンステスト携帯端末の送受信特性、パフォーマンスなどが 3GPP 規格に適合していることを確認するための試験。
[※2] RRM 試験RRM は Radio Resource Management の略。基地局と携帯端末間の無線リソース(無線回線など)の制御に関する試験項目。
[※3] PTCRBPCS Type Certification Review Board の略称。GCF 同様、携帯端末のグローバルな相互接続性を保証するため、ネットワークでの運用基準や携帯端末の認証試験の基準を定めている団体。北米で運用されている周波数帯を対象としている。PTCRB により認証された測定システム、測定項目は、そのテスト性能 (測定手順、測定確度)が、携帯端末用認証試験で要求される条件に適合するものとして保証される。
[※4] ノンスタンドアローンモード(Non-Standalone mode; NSA) 4G 回線で C-Plane(Control Plane:制御信号)通信を行い、5G 回線で U-Plane(UserPlane :ユーザーデータ信号)に特化して通信を行うネットワークで、3GPP Release 15 で定義されている通信方式。
[※5] CAGConformance and Interoperability Agreement Group の略称。携帯電話端末とネットワークとの相互接続試験の仕様や認証プロセスを決定する GCF に加盟している企業グループ。3 ヶ月ごとに会合が開かれ、その場で認証の最終決定がなされる。
[※6] GCFGlobal Certification Forum の略称。携帯端末のグローバルな相互接続性を保証するため、ネットワークでの運用基準や携帯端末の認証試験基準を定めている団体。GCF により承認された測定システム、測定項目は、そのテスト性能 (測定手順、測定確度)が、携帯端末用認証試験で要求される条件に適合するものとして保証される。
[※7] 3GPP RAN5 会議3GPP の技術仕様をまとめるグループのうち、モバイル端末のコンフォーマンス試験に関す るワーキンググループ。
関連コンテンツ
PR
PR
PR