• 2022/02/04 掲載

米FF金利、コロナ禍前の水準に引き上げるべき=リッチモンド連銀総裁

ロイター

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[3日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は3日、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを開始する必要があるが、インフレを抑制するために必要な利上げ幅やそのペースについて語るのは時期尚早だと述べた。

ロイターとのインタビューで、現在進行中のパンデミック(世界的大流行)や世界的なサプライチェーン(供給網)の混乱状況を考慮すると、米国のインフレ率がFRBの目標値である2%に向かって自律的に低下するのか、または賃金や投入コストの上昇、企業によるより積極的な価格戦略などによって持続的に上昇するかは依然として不透明とした。

また、FRBのフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が依然としてゼロ近辺にあるため、当面の課題は「最も楽観的でないシナリオが実現した場合に、経済を抑制しないようにしながら、われわれにとって必要とみられることを実行するためにより良いポジションでいることだ」と指摘。「金利をより良いポジションに戻すべきだと言うのは簡単だ」としながらも、分からないことも多く「今すぐ経済を抑制しなければならないと言えるほどの情報はないように思える」と語った。

年内に何回の利上げを行うことが適切かについては明言しなかったが、一般論としてはFF金利をパンデミック前の水準までに引き上げるべきと考えており、その後、さらにどの程度の対応が必要かを検討する必要があると言及。「パンデミック前の水準は(米連邦公開市場委員会の)全メンバーが中立と判断した水準だ」とした。

ただ時期は明示せず、政策の方向性はインフレ動向次第との見解を示した。

2019年末のFF金利の誘導目標は1.5─1.75%だった。

一方で、バーキン総裁はパンデミックの影響が一段と本格化した場合、経済がどのように展開していくのか依然として不透明だとし、そのためパンデミックに関するリスクが後退した後に物価や雇用がどのように推移するかを判断するのは難しく、金融政策でどのように対応する必要があるかを予測するのも困難だとした。

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