- 2022/03/02 掲載
大和証券・NTTコムなど、電話を活用した「認知機能チェックシステム」の実証実験実施
本実証実験では、利用者が電話で簡単な質問に回答し、回答内容や話し方からAIが認知機能の状態を判定する「認知機能チェックシステム」の有効性および操作性の検証を行いました。
1.背景
長寿命化が進む中、お客様の資産寿命を伸ばし、豊かな老後を実現するための資産管理サービスの提供が社会的課題となっています。同時に、加齢に伴う身体機能や認知機能などの変化、そしてそれらの変化が資産管理に与える影響への十分な配慮が求められています。
このような背景を踏まえ、大和証券では、「フィナンシャル・ジェロントロジー室」(※)を新設し、生涯にわたり安心できる資産管理サービスを提供することで、お客様が豊かな老後を送れるよう、サービス向上に取り組んでいます。
NTT Comでは、新規事業創出プロジェクトなどを通じ、社会的課題の解決に資するソリューションの提供に取り組んでいます。その1つとして、高齢者でも使い慣れたツールである「電話」と、音声解析AIを連携させたソリューションの検討を進めてきました。
また、日本テクトは、認知症分野での多岐に渡る知見とICT技術を活かし、認知機能AIチェックツール「ONSEI」などのサービスやシステムを提供しています。このたび、NTT Comと日本テクトが連携し、認知機能の判別に役立つアルゴリズムを活用した、誰でも簡単に利用できる「認知機能チェックシステム」を構築・提供しました。
※ フィナンシャル・ジェロントロジーとは、「金融」と「老年学(ジェロントロジー)」を組み合わせたもので、高齢化が金融に与える影響を分析する学問分野です。大和証券は2019年10月1日、「フィナンシャル・ジェロントロジー室」を新設しました。
(参考) https://www.daiwa-grp.jp/press/pdf/2935_107_20191001a.pd
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