- 2022/05/23 掲載
マイナビ、「2022年4月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」などを発表
【TOPICS】
◆2022年4月の正社員初年度平均年収は454.7万円。職種別では「ITエンジニア」が555万円でトップ、高度専門人材への採用ニーズの高まりが経験者求人の年収を牽引【図1、2】
◆求人件数は2018年平均比130%以上、企業の採用意欲は高水準で推移。飲食関連求人もコロナ前と比較し9割程度回復【図4、6】
【調査概要】
2022年4月の正社員の初年度年収は454.7万円(未経験者求人:422.7万円、経験者求人:518.0万円)。年間平均は2018年以降増加し続けているが、2022年に入り特に経験者求人の年収が増加している。【図1】職種別の4月の平均初年度年収は、「ITエンジニア」が最も高く555.0万円、次いで「コンサルタント・金融・不動産専門職」で549.6万円、「企画・経営」で519.4万円となった。
前年平均と比較し2022年(1-4月)平均の増加額が高かったのも同3職種で、企業の高度専門職人材への採用ニーズが2022年に入りさらに高まり、経験者求人の初年度年収の引上げを牽引していることがうかがえる。【図2】
エリア別での4月の平均初年度年収は、「関東」が最も高く470.5万円、次いで「関西」が440.4万円、「東海」が437.4万円と続いた。「関東」の経験者求人の初年度年収は547.3万円と、最も低い「甲信越・北陸」の456.9万円と比較すると90万円以上の差が出た。【図3】
4月の正社員求人数は、2018年平均を100%とすると、2022年に入り120~130%の水準で推移している。また掲載求人の募集比率は、未経験者求人が66.4%、経験者求人が33.6%と、引き続きコロナ前より経験者求人比率が高めの傾向で推移している。【図4、5】
2022年(1-4月)平均で求人数が最も伸びている職種は「ITエンジニア」で177.9%、次いで「建築・土木」で162.1%、「企画・経営」で158.5%と続いた。コロナの影響が大きかった飲食関連の職種「販売・フード・アミューズメント」も2022年(1-4月)平均ではコロナ前の約9割の求人数まで回復した。【図6】
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