記事 OS Windows 10とOfficeアプリ、更新プログラムの基礎知識を整理する 2020/08/18 マイクロソフトは同社の製品やサービスについて、不定期に名称やポリシー(方針)を変更してきました。「ユーザーからのフィードバックに基づいてよりシンプルに」という理由付けがなされることがありますが、これまでの変更は必ずしもそうではありません。だから繰り返し変更を続けているのだとも言えます。Windows 10およびOfficeアプリのサービスチャネルについて、最新状況を整理しましょう。
記事 OS Windows 10 May 2020 Updateへアップデートすべき? 年2回の大型アップデートの仕組み 2020/08/15 マイクロソフトによるとWindows 10の後継OSはしばらく登場せず、大型アップデートによって常に最新OSに保つという。これは2015年のWindows 10の発売以降、年に2回のペースで行われており、トータル9回も提供されている。そして、2020年5月27日にはその最新版である「Windows 10 May 2020 Update(May 2020 Update)」(バージョン2004)がリリースされた。数多くの新機能が追加されているが、現在はWindows Updateで自動適用されないのも特徴的だろう。ここでは何が強化されたのか、更新の仕組みとあわせて紹介しよう。
記事 データセンター・ホスティングサービス・IaaS AWS・Azure・GCPに「モテモテの」VMware、「CloudSimple」を巡る争いをどう見るべきか 2020/06/18 マイクロソフトは2020年5月初め、VMwareクラウドをAzureのベアメタルインフラストラクチャ上に構築および実行できる新サービス「Azure VMware Solution」の登録制プレビューを開始しました。一般提供の開始は2020年下半期とされています。この動きの背景にあったのが、2019年11月にグーグルがVMware実行環境を提供する「CloudSimple」を買収したことでした。
記事 オープンソースソフトウェア コロナと戦うオープンソース、企業は「オープン化」で何を検討すべきか 2020/05/15 新型コロナウイルスの感染拡大に対して、さまざまな企業や組織によるオープン化の試みが出てきています。世界的医療機器メーカーのメドトロニックは、人工呼吸器のハードウェアの設計図、組み込みソフトウェアのソースコード、試験方法なども含めて公開を開始しました。自らの開発資産をオープン化した背後には、さまざまな検討や判断があったと推察します。今回は、企業や組織がオープン化する際に通る思考の道筋をひも解いていきます。
記事 OS マイクロソフトの意味不明な日本語問題、「機械翻訳」が国際化対応の品質を下げている 2020/05/12 マイクロソフトは自社の機械翻訳技術およびサービスを国際化対応に積極的に活用しているようです。以前から技術文書やサポート情報では利用されてきましたが、最近は自社の公式Webサイトやクラウドサービスの国際化対応にも利用されていることをうかがわせる事例が増えてきました。他の言語の翻訳品質については筆者は知りませんが、日本語の翻訳品質は公式なものに採用するレベルにはなっていないのが現状です。
記事 OS Windows 10のエクスプローラに「Linuxのペンギン」が登場 2020/04/22 マイクロソフトはWindows 10の先行利用者向けバージョンとして配布されているInsider Preview 19603で、ファイルエクスプローラにWindows Subsystem for Linux(WSL)との統合機能を組み込んだことを明らかにしました。
記事 OS Microsoft EdgeがChromiumベースに、更新サイクルの頻度はどう変わるのか 2020/04/21 マイクロソフトは2020年1月15日(太平洋時間、PT)にオープンソースプロジェクト「Chromium」ベースのエンジンを搭載した新しいMicrosoft Edgeの安定版(Stable)リリースを一般公開しました。これに基づき、4月17日以降は段階的に従来のMicrosoft EdgeをChromiumベースの新しいMicrosoft Edgeに置き換えていくことになります。置き換えられることでさまざまなことが変わってきますが、今回は更新サイクルがどう変わるのかに注目したいと思います。
記事 IT資産管理・ソフトウェア資産管理 Active Directory(アクティブディレクトリ)をゼロから解説、関連用語もまとめて紹介 2020/04/03 Active Directory(アクティブディレクトリ:AD)とはWindows Serverに備わっている機能で、組織のシステム管理者がユーザーを管理するのに非常に有用なシステムです。ただし、その役割を説明する上では、普段ITに馴染みのない人にはピンとこない用語がいくつか出てきます。用語の意味を1つひとつ押さえながら、Active Directoryの仕組みやメリット・デメリットについて理解を深めていきましょう。
記事 サーバ仮想化・コンテナ 「第二のVMware」になれなかったDocker、仕切り直しの新戦略とは 2020/03/31 Docker社は2019年11月に、それまで注力していたエンタープライズ向けの製品群をすべてMirantis社へ売却し、以後はデベロッパー向けのツールに注力することを表明しました。
記事 OS セルフサポートが困難に、マイクロソフトの古いサポート情報にどう対応すべきか? 2020/03/20 マイクロソフトはこれまで何度か、自社の公式サイトやオンラインドキュメントの刷新、公式ブログのプラットフォームの変更を繰り返してきました。一方で、これまで公開されてきた膨大なサポート技術情報へのアクセスは、製品のサポート終了後も継続的に利用可能です(一部、削除されてしまったものもあります)。しかし、その内容にはサイトの変更は反映されていないことがあり、セルフサポートを難しくする場合があります。
記事 OS マイクロソフト製品、サポート終了日の定義と見つからないサポート窓口問題の対応方法 2020/02/20 2020年1月14日、Windows 7がサポート終了を迎えました。前回はこの1年間にサポートが終了するマイクロソフトの主な製品について説明しましたが、サポート終了日とは明確にはいつまでなのでしょうか。実はグローバルでサポート期限を共通化している関係で、一部で誤解してしまうケースがあるのです。また、何かあった場合にサポートに関する窓口についても気にするべきポイントがあります。
記事 サーバ仮想化・コンテナ Docker/コンテナは第二章へ Kubernetesの成熟とエコシステム発展 2020/01/29 Dockerの登場により急速に普及をはじめたコンテナ型仮想化の技術は現在、DockerコンテナそのものからKubernetesを軸としたオーケストレーションツールへと主役が移ってきています。その様子は2017年12月に公開した記事『Dockerの歴史から紐解く、コンテナ型仮想化の「今まで」と「これから」』で紹介しました。この記事の公開から2年が経過し、現在のコンテナ型仮想化技術は、マイクロサービスやクラウドネイティブなどの文脈とともにエンタープライズな分野でも使われるメインストリームな技術へと確実に進み続けています。本記事では前記事で描いたDockerコンテナ時代の第一章に続く第二章として、コンテナ型仮想化技術のここ2年半ほどの動向をPublickeyなりにまとめてみました。
記事 OS 2020年サポート終了するマイクロソフト製品/サービスまとめ 2020/01/15 2020年1月14日に、Windows 7をはじめとするマイクロソフトの主要製品の旧バージョンの多くがサポート終了を迎えました。時差の関係で日本では、1月15日に配布された更新プログラムが最後のセキュリティ更新になります。そこで本記事では、この2020年内にサポートが終了する主な製品をまとめました。使用中の製品やサービスのサポート終了が迫っていないかどうか確認しておきましょう。
記事 オープンソースソフトウェア 永久凍土にオープンソースのコードを1000年保存、「GitHub Archive Program」始動 2019/12/18 GitHubは、オープンソースは現在の文明の基盤であり人類の共有財産であるとして、このコードを次世代の人類に確実に残していくための「GitHub Archive Program」を発表しました。
記事 OS Windows 10の新しい配布方式「イネーブルメントパッケージ」、実は“お試し”? 2019/12/16 前回はWindows 10 November 2019 Update(バージョン1909、ビルド18363)に採用された機能更新プログラムの新しい提供方法について、その前提や利点、そして注意点について説明しました。Windows 10バージョン1909の一般提供開始から約1カ月、新情報を交えてフォローアップします。
記事 オープンソースソフトウェア サポート終了目前のWindows 7、方針転換であらゆる企業が「延長サポート」購入可能に 2019/12/04 Windows 7のサポートは2020年1月14日に終了し、それ以降もセキュリティパッチの提供を受けるには、マイクロソフトとボリュームライセンス契約を結んだ企業のみが延長サポートを有償で購入できる、というのが、これまでのマイクロソフトの方針でした。
記事 OS Windows 10の新バージョン「1909」はアップグレードが簡単? 実際にやってみた 2019/11/15 Windows 10の最新の機能更新プログラム、Windows 10 November 2019 Update(バージョン1909、ビルド18363)が11月13日(日本時間)リリースされ、一般提供が始まりました。今回のリリースには、これまでとは大きく異なる点があります。実際にどう変わるのかフォローアップします。
記事 オープンソースソフトウェア Kafka開発元に聞く、「OSSのいいとこ取り」をする大手クラウドとの現在の関係 2019/11/11 分散メッセージングシステムのKafkaは、ビッグデータの処理基盤として欠かせないソフトウェアの1つです。そのKafkaの開発者であり開発元のConfluent共同創業者であるJun Rao氏と、同社シニアディレクタのTim Attwood氏がNTTデータ テクノロジーカンファレンス2019に合わせて来日しました。お二人に、Kafkaがここまで成功してきた要因、そして大手クラウドベンダに反発してオープンソースのライセンス変更に及んだ後のクラウドベンダとの関係について、現在の認識を聞きました。
記事 オープンソースソフトウェア Java 13でどこが変わった? 新機能や改善点まとめ 2019/10/25 オラクルは「Java 13」をサンフランシスコで開催したイベント「Oracle Code One 2019」で発表。9月18日に正式リリースされました。
記事 サーバ仮想化・コンテナ VMwareが「仮想マシンのメモリをほかのサーバから拝借する」新機能を開発中 2019/10/23 VMwareは、仮想マシンに別のサーバに搭載されているメモリをネットワーク経由で利用する能力を持たせることで、ホストサーバが搭載する物理メモリ以上のメモリ容量を仮想マシンで利用できるようにする「VMware Cluster Memory」機能を開発していることを、VMworld 2019 USのセッションで明らかにしました。
記事 OS Windows 10に「すべてお任せ」はダメな理由 安定性を望むなら「人柱」になるな 2019/10/16 Windows Updateで何かしらのトラブルに巻き込まれた経験がある方なら、Windows Updateで提供される品質更新プログラムの品質、あるいはその更新を必要とするWindowsそのものの品質に良い印象は持たないでしょう。特に、Windows 10になってから、そう感じる人は少なくないはずです。
記事 オープンソースソフトウェア Jenkins 15周年、開発者の川口耕介氏が誇る「私が始めた小さな流れは、いまや大河に」 2019/10/11 8月12日から15日にかけて、サンフランシスコのモスコーニセンターで「DevOps World / Jenkins World 2019 Sanfrancisco」が開催されました。今年はJenkinsの15周年にあたります。基調講演にはJenkins開発者である川口耕介が登壇。Jenkins開発当時のことを振り返りつつ、会場の参加者とともに15周年を祝いました。本記事では、その内容をダイジェストで紹介します(講演は英語で行われており、本記事ではその内容の一部を翻訳して紹介しています)。
記事 サーバ仮想化・コンテナ 「vSphereがモダンアプリケーションのプラットフォームになる」Project Pacific始動 2019/10/09 VMwareは、仮想化ハイパーバイザであるvSphereにKubernetesを統合する「Project Pacific」を発表しました。vSphere上で直接KuberenetesクラスタやPodsを実行し、運用管理できるようになります。
記事 OS 今のWindows 10は「開発者第一主義」に陥っていないか? 2019/09/25 新機能が次々に追加され、進化し続けるWindows 10は、どこに向かっているのでしょうか。特に最近は「開発者第一主義」的な新機能が目立ちます。それが悪いというわけではありませんが「そこまで開発者のためにしてあげることもないのに」と思うことも。Windows 10を使用する大多数は、開発者ではなく、家庭や仕事場でPCを道具として使用している人なのですから。
記事 OS Windows 10アップデート、秋のリリースは「Service Pack」的なものに回帰する? 2019/08/21 Windows 10 May 2019 Update(19H1)から、刷新された新しい半期チャネル(SAC)が始まりました。Insider Previewで秋にリリース予定の次期バージョン(19H2)であるPreviewビルドのテストが開始されます。これに合わせて、今後のリリースに関する重要な変更に関しても発表がありました。今回は新たなSACのもと、企業が長期安定運用のために「ターゲットにすべきリリース」について考えます。
記事 PaaS 【まとめ】サーバレスがここ数カ月で一気に遂げた進化とは 2019/08/14 近年のインフラストラクチャのクラウド化が進む中で、「サーバレス」というクラウドネイティブな概念が広がりを見せている。これまでに、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azure(Azure)など、さまざまなクラウドベンダーでサーバレスをうたうサービスが誕生している。そして今、このサーバレスは黎明期を過ぎ成長期に入ったことで、多種多様な領域で活用され始めている。今回、このサーバレスの今とこれからについて、そのトレンドを解説する。
記事 オープンソースソフトウェア AWS、内部で10年使ってきたインターフェイス定義言語をベースに「Smithy」公開 2019/07/26 クラウド時代のアプリケーションは、複数のソフトウェアがAPIを通じて連携するアーキテクチャが主流になると考えられています。そのため、さまざまなソフトウェアにおいて正確かつ確実にAPIを実装することの重要性が高まっています。
記事 OS Windows ServerのLTSCとSAC「最新情報」、混乱の原因と識別の仕方とは? 2019/07/16 現在、Windows Serverは長期サービスチャネル(LTSC)と半期チャネル(SAC)の2つのサービスチャネルがあり、それぞれ異なるサイクルで新バージョンがリリースされています。この連載でも以前に説明を試みましたが、Windows Serverの導入やアップグレードを検討している企業や組織にとっては、非常に分かりにくい状況になっています。
記事 OS 毎月1GB超をDLするのか? Windowsの累積更新プログラムの「差分パッケージ」が廃止 2019/06/13 毎月第2火曜日(日本ではその翌日)はセキュリティ修正を含むWindowsの累積更新プログラムの定例のリリース日です。2019年4月と5月の定例のリリースでは、大きく変わったことが1つありました。それは、Windows 10バージョン1607~1803まで提供されてきた「差分(Delta)」パッケージの提供が終了したことです。
記事 データセンター・ホスティングサービス・IaaS サーバレス環境は標準化に向かうか? グーグルが新サービス「Cloud Run」公開 2019/05/29 Googleは、Dockerコンテナをサーバレス環境で実行できる新サービス「Cloud Run」を、サンフランシスコで開催されたイベント「Google Cloud Next '19」で発表。パブリックベータとして公開しました。