記事 新製品開発 日本型組織とデジタル化は「相性悪すぎ」、米国に差を付けられた必然理由 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第157回) 日本型組織とデジタル化は「相性悪すぎ」、米国に差を付けられた必然理由 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第157回) 2023/04/18 1 ジャパン・アズ・ナンバーワンの時代、日本企業の技術開発力には一体どのような優位性があり、その源泉はどこにあったのか。そして、デジタル時代にはなぜそれが発揮できなかったのか。この謎を解きほぐすには、ナレッジ・マネジメントの「SECIモデル(セキモデル)」を用いた分析が有用だ。このモデルを用いて約30年前に取り組まれた、ホンダ、キャノン、松下電器(現パナソニック)、GE、3Mなど日米企業の緻密な事例研究からは、アナログ時代に発揮できた優位性がデジタル時代に弱点となったメカニズムが浮き彫りになる。
記事 新製品開発 IHI 小宮義則CDOに聞く「超縦割り組織」のDX、進め方の極意とは IHI 小宮義則CDOに聞く「超縦割り組織」のDX、進め方の極意とは 2023/04/04 歴史ある大手製造企業として、日本の三大重工業の一角を担うIHI。多種多様な製品ジャンルごとに事業部門が分かれ、それぞれで異なる業務プロセスとカルチャーを持つ同社は現在、事業の垣根を超えた全社規模のDXに取り組んでいる。その方針や具体的な内容、さらには同社ならではの困難や苦労、「超縦割り組織」でDXを浸透させる方法について、全社CDOを務める小宮義則氏に赤裸々に語ってもらった。
記事 新製品開発 まるで日本経済の「写し鏡」、モデルナ生んだボストン地区に今こそ注目すべきワケ 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第156回) まるで日本経済の「写し鏡」、モデルナ生んだボストン地区に今こそ注目すべきワケ 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第156回) 2023/03/15 米国ハイテク産業の2大拠点といわれていたルート128がIT革命の中でシリコンバレーと明暗を分けたのは、失われた30年を余儀なくされた日本の姿に重なる。だが今では、デジタル化の新たな展開とともにルート128が輝きを取り戻している。リアルとの融合によって「ウェットラボ」の領域に可能性が広がったからだ。リアルな物質を取り扱う領域の技術開発力は、日本が得意とするところでもある。ルート128の復活は、日本経済再生の手掛かりになりそうだ。
記事 次世代電池 グリーン水素とは何か? ブルー水素などと何が違う? トヨタら世界が欲しがるワケ グリーン水素とは何か? ブルー水素などと何が違う? トヨタら世界が欲しがるワケ 2023/03/07 5 燃やしてもCO2を発生しないクリーンエネルギーとして知られている水素。しかしカーボンニュートラルの実現に向けては、「利用」する時だけでなく、「製造」する過程においてもCO2を排出させない仕組みが必要である。そこで近年世界から注目を集めているのがグリーン水素だ。グリーン水素とは、再生可能エネルギー由来の電気を使って得られた水素を言う。ここでは政府の「水素基本戦略」や「グリーン成長戦略」を踏まえながら、他の水素との違いや社会実装の状況について、グリーン水素の基本をわかりやすく解説する。
記事 新製品開発 AI活用で歩く速さ2.5倍の「ムーンウォーカーズ」、米国生まれ“夢の靴”の正体を探る AI活用で歩く速さ2.5倍の「ムーンウォーカーズ」、米国生まれ“夢の靴”の正体を探る 2023/03/01 もっと速く、もっと楽に目的地にたどり着きたい──そうした思いから人は自転車、自動車、飛行機などの乗り物を発明してきた。しかし最近、米国のあるスタートアップ企業が、どんなスニーカーでも歩行スピードが最大250%早くなるという、夢のような装置「Moonwalkers(ムーンウォーカーズ)」を開発した。米国ですでに予約販売が開始されており、新たな移動手段として大きな話題を呼んでいる。一体どんな装置なのだろうか。仕組みや考えられる用途など、その進化の可能性を探る。
記事 新製品開発 ハーバードとスタンフォード、東西で「対照的」な米大学とイノベーションの関係とは 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第155回) ハーバードとスタンフォード、東西で「対照的」な米大学とイノベーションの関係とは 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第155回) 2023/02/16 米国では企業と大学の産学連携がイノベーションで重要な役割を果たしてきた。新たなデジタル化が切り開いたライフサイエンスなどの領域も同様だ。ただし、そこでは従来とは異なるアカデミズムの役割が求められている。トライ・アンド・エラーの挑戦がカギとなったネット時代とは異なり、バイオや医薬品などのイノベーションでは、生命倫理などの面で哲学的な深慮が求められるからだ。ボストンを中心としたルート128の復活には、こうした変化にうまく適応できた地域力が関わっているようだ。
記事 新製品開発 ダイソンが“絶対王者”である必然、異色でも革新的な製品を生み出す「3つの秘訣」 ダイソンが“絶対王者”である必然、異色でも革新的な製品を生み出す「3つの秘訣」 2023/01/27 新たな製品を開発するとき、何から考えるだろうか。一般的にはおおまかな製品領域を決めつつ、そこにニーズがあるかどうか、から始まるだろう。しかし、掃除機業界の絶対的な王者、ダイソンは異なる。2023年で日本市場に参入してから25年目を迎える同社は、空調家電や美容家電など多種多様なカテゴリーで革新的な製品を生み出し、競争が激化する中でもいまだ存在感を発揮し続けているが、そこには3つの秘訣が隠されている。今回はダイソンへの聞き取りを踏まえつつ、同社が実行しているプロダクト開発の思考法をひも解きたい。
記事 IoT・M2M・コネクティブ IoT通信プロトコルで押さえるべき「5大ポイント」、導入時は何を重視すべきか? IoT通信プロトコルで押さえるべき「5大ポイント」、導入時は何を重視すべきか? 2023/01/19 1 現在接続されているグローバルIoTは122億にも上ります。あらゆる国や業界など垣根を越えて利用され、その数は現在も急速に増加しています。IoTで通信する際、特に重要なのがIoT通信プロトコルです。適切な接続を実現するには、プロトコルを理解しなければなりません。そこでこの記事では、ドイツの市場調査会社IoT Analytics(IoTアナリティクス)社の市場調査レポート「IoT通信プロトコルの導入(2022年)」から、IoT通信プロトコルについて知っておくべき5つのことについて解説します。
記事 新製品開発 カギは「ウェットラボ」との深い関係?モデルナがボストン地区で生まれた必然理由 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第153回) カギは「ウェットラボ」との深い関係?モデルナがボストン地区で生まれた必然理由 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第153回) 2022/12/16 かつて米国でハイテク産業の2大拠点といえば、ボストン近郊のルート128号線沿道一帯とサンフランシスコ南方に位置するシリコンバレーが両雄として知られていた。両地域とも1980年代に苦境に陥ったが、その後の足取りは明暗を分けた。デジタル化の波に乗って1990年代に復活したシリコンバレーとは対照的に、ルート128はその後も低迷を続けたのだ。転機が訪れたのは2010年代のことだ。新たなデジタル化の進展により、IoT、ロボット、バイオ、環境、エネルギーなど物理的な技術開発を伴う「ウェットラボ」の領域にも可能性が広がった。モデルナ社の成功には、こうした環境変化に親和的な地域特性が影響しているようだ。
記事 IoT・M2M・コネクティブ 「たった2名」の情シスでなぜ大胆なIoT導入ができたのか? 遠藤製作所のDXの裏側 「たった2名」の情シスでなぜ大胆なIoT導入ができたのか? 遠藤製作所のDXの裏側 2022/12/14 新潟県・燕市に本社を置く遠藤製作所は、創業70年を超える老舗金属加工メーカーだ。同社は独自の精密機械加工技術を有し、コロナ禍でも業績を伸ばしてきた。技術がユニークなこともあり、これまで同社はシステムを自前で構築してきたが、経営戦略室の発足に伴い、IT戦略を見直したことを機に、自前主義から脱却。IT要員は2名しかいないにも関わらず、標準化されたIT化やIoT化のサービスを導入しながら、自社のDXを推進している。
記事 新製品開発 横河電機初のバイオ分野のイノベーション、秘訣は「ジレンマ超越」だった 横河電機初のバイオ分野のイノベーション、秘訣は「ジレンマ超越」だった 2022/12/05 「測る力」と「つなぐ力」を主力に、制御システムや高精度測定器などを提供する横河電機。同社初めてのバイオ分野製品として開発された「共焦点レーザースキャナ」(顕微鏡)は、発明大賞など数々の賞を受賞している。同製品はどのように開発されたのか。開発した同社 MK本部イノベーションセンター 田名網健雄氏に、開発の経緯やアイデアを生み出すまでの苦労などを聞いた。
記事 新製品開発 モデルナ社を生んだ「東海岸」、シリコンバレーとは異なる「エコシステム」とは? 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第152回) モデルナ社を生んだ「東海岸」、シリコンバレーとは異なる「エコシステム」とは? 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第152回) 2022/11/28 mRNAワクチンの開発で一躍有名になったモデルナ社は、ハーバード大学で幹細胞の研究に携わっていたDerrick Rossi博士らが2010年に創業した新興企業だ。マサチューセッツ州ケンブリッジを拠点とするベンチャー・キャピタルのFlagship Venturesから出資を受けて誕生した。まさに、ボストン・メトロポリタン・エリアが生んだイノベーションの申し子といえる。東海岸のシリコンバレーともいえるこの地域のエコシステムには、一体どのような特徴があるのか。また、イノベーションが活発な西海岸のシリコンバレーとはどう異なるのか。筆者が今年8月に訪れた現地での聞き取り調査を踏まえて考えてみたい。
記事 新製品開発 老舗ファイザーと新興モデルナ、ワクチンで注目の両社はこんなにも「正反対」だった 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第151回) 老舗ファイザーと新興モデルナ、ワクチンで注目の両社はこんなにも「正反対」だった 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第151回) 2022/10/24 COVID-19の感染拡大ではmRNAワクチンの開発が世界で注目された。遺伝子ワクチンとも呼ばれるこの新種のワクチンは、従来型と比べて開発期間が大幅に短縮された。免疫獲得の仕組みがこれまでの「生ワクチン」や「不活性化ワクチン」とは根本的に異なるからだ。今回は、モデルナ本社を直接訪問した筆者が、その仕組みの違いとともに、mRNAワクチン開発で並走するファイザー社とはまったく対照的な同社の社歴について解説しよう。
記事 IoT・M2M・コネクティブ 八子知礼氏が語る「製造現場のDX」、エッジコンピューティングでIoTはどう変わる? 八子知礼氏が語る「製造現場のDX」、エッジコンピューティングでIoTはどう変わる? 2022/09/28 製造業分野でのDXの推進に欠かすことのできないIoTの活用。ここ数年で、センサーなどからのデータ取得による製造現場の可視化は進んだものの、遠隔での自動制御の実現にはまだ課題も多い。コロナ禍により働き方が変化した現在、IoTの活用による安定的な自動制御や遠隔操業は急務だと言えるが、その実現には「エッジコンピューティング」という技術が重要だ。 本記事では、IoTエッジコンピューティングの活用によってDXを実現する方法を、具体的な導入事例を交えて、INDUSTRIAL-X代表取締役CEOである八子知礼氏が解説する。
記事 新製品開発 東レの「発明王」に聞く、なぜ炭素繊維で2,100億円超の売上を作れたのか? 東レの「発明王」に聞く、なぜ炭素繊維で2,100億円超の売上を作れたのか? 2022/09/26 1 鉄の10倍の強度を持ちながら、重さは1/4程度の炭素繊維。その炭素繊維を樹脂で固めた「炭素繊維複合材料」は強さと軽さを兼ね備え、ロケットから航空機、自動車、ノートPCの筐体まで幅広く使われている。この分野のパイオニアで、世界市場シェアの約半分を占めるのが東レだ。ゼロから2,100億円以上の売上を誇る事業へと成長させるには、人知れぬ地道な基礎研究と、量産化のための要素技術の積み重ねがあった。金属溶接のように熱溶着できるCFRPや、その一体化成形品の量産技術を確立し、「高分子学会賞(技術)」「先端材料技術協会(製品・技術賞)」、「全国発明表彰(内閣総理大臣発明賞)」などを総なめした東レの本間 雅登氏に、研究開発の裏側を聞いた。
記事 新製品開発 ヒントはアイススケート? 三機工業「世界最速」搬送仕分け装置の開発秘話 ヒントはアイススケート? 三機工業「世界最速」搬送仕分け装置の開発秘話 2022/07/19 2025年に創業100年を迎える三機工業。空調・冷熱、給排水・衛生、電気、搬送システム、搬送機器、廃棄物処理など、さまざまな社会インフラにかかわる幅広い事業を展開している。中でも空港手荷物や大型貨物用の仕分け装置では大きなシェアを持っており、世界一速い搬送仕分け装置「CBⅢ」、従来の2倍の効率を実現した「リバースソータ」、今年の国際ロボット展で業界の注目を浴びた搬送型ロボット「ソーティングロボット」などを開発。同社R&Dセンター 機械システム 開発部長 菱沼信也氏に、これまでの開発秘話を聞いた。
記事 次世代電池 水素ビジネスは130兆円市場へ、「次のテスラ」として注目集める水素系企業とは 水素ビジネスは130兆円市場へ、「次のテスラ」として注目集める水素系企業とは 2022/06/14 カーボンニュートラルへの取り組みが求められる一方、空前の原油高に世界中が直面する中、「水素」エネルギーへの期待が高まっている。投資家目線でもNASDAQが水素関連銘柄に関するレポートを発表するなど、米国内では水素分野から「次のテスラ」が出現するのではないかという見方も出てきた。水素ビジネスの現状と注目企業の動きを紹介しよう。
記事 IoT・M2M・コネクティブ AWS・Azure・GCPの「IoT」を徹底比較 なぜAzureが先駆者のAWSを追い越せたのか AWS・Azure・GCPの「IoT」を徹底比較 なぜAzureが先駆者のAWSを追い越せたのか 2022/04/15 多くの産業でIoTの活用が広がっていますが、そのIoT構想の基幹を担うのがパブリッククラウドです。中でもAWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、Google Cloudは3社で8割のシェアを持つまでに至りました。この記事では、ドイツの市場調査会社IoT Analytics(IoTアナリティクス)社の市場調査レポート「IoT向けクラウドコンピューティング市場(2021年~2026年)」から、大手クラウドサービスプロバイダー3社の代表的なIoTクラウドサービスの詳細、ならびに具体的なサービス名称、さらには活用事例までわかりやすく解説します。
記事 新製品開発 なぜグーグルに見初められた? 旭化成 山下昌哉氏に聞く「電子コンパス」開発秘話 なぜグーグルに見初められた? 旭化成 山下昌哉氏に聞く「電子コンパス」開発秘話 2022/04/04 いまやスマートフォンなどの携帯端末に、当たり前のように搭載されている地図アプリ。このナビゲーション技術を裏で支えているのが「電子コンパス」というデバイスだ。今回は、この電子コンパスの企画・開発から事業拡大までを一貫してリードしてきた「ミスター電子コンパス」こと、旭化成の山下 昌哉氏に開発秘話をうかがった。
記事 次世代電池 ロシア産原油禁輸に踏み切った米国の勝算は? シェール採掘もすぐにはできない事情 ロシア産原油禁輸に踏み切った米国の勝算は? シェール採掘もすぐにはできない事情 2022/03/11 3月8日、米バイデン政権はロシア産原油の輸入禁止措置を即日で決定した。米国は、欧州や日本などと比べるとロシア産エネルギーへの依存度は低いが、米国内での石油価格は連日高値を更新している。なぜ今、米国はこうした大胆な措置に踏み切ったのか、そして歴史的インフレを政権はどうコントロールしていくのだろうか。エネルギー不足をまかなうために、バイデン政権が反対の立場を取っていたシェールガス・オイル採掘を再開するかにも注目が集まる。だが、シェール関連企業も思うように動けない事情がある。
記事 新製品開発 なぜダイキン工業は世界トップシェアになれたのか? インバータエアコン開発の裏側 なぜダイキン工業は世界トップシェアになれたのか? インバータエアコン開発の裏側 2022/02/15 空調機器メーカーとして「世界トップシェア」を誇るダイキン工業。同社のインバータエアコンといえば、ものづくり大賞や省エネ大賞など多数の賞を受賞しており、高効率化と省エネ化という点において、知らない者はいないだろう。しかし、その開発の影には、機械メーカーであった同社が、本物志向を目指して妥協のない新型モータをゼロから生み出すまでの努力の積み重ねがあった。ダイキン工業の主席技師 山際 昭雄氏に、開発までの苦労や、独自技術を生み出す同社の社風について話を伺った。
記事 IoT・M2M・コネクティブ IoT投資の世界市場調査(後編)、気になる1位は? 投資基準は結局「コスト」? IoT投資の世界市場調査(後編)、気になる1位は? 投資基準は結局「コスト」? 2022/01/26 製造業における生産プロセスの改善や、保守業務の強化などの推進を目的としたIoTの導入が増加しています。この記事では、ドイツの市場調査会社IoT Analytics (IoTアナリティクス)社の市場調査レポート「IoTのユースケース:Adoption Report(2021年)」から、IoTの導入事例トップ10を、前編(第10位~第6位)に続き、第5位~第1位を紹介いたします。
記事 IoT・M2M・コネクティブ IoT投資の世界市場調査(前編)、用途別トップ10は?成功事例と併せて解説 IoT投資の世界市場調査(前編)、用途別トップ10は?成功事例と併せて解説 2022/01/25 製造業における生産プロセスの改善や、保守業務の強化などを目的としたIoTの導入が増加しています。この記事では、ドイツの市場調査会社IoT Analytics(IoTアナリティクス)社の市場調査レポート「IoTのユースケース:Adoption Report(2021年)」から、IoTの導入事例トップ10を、前編と後編に分けて5つずつ紹介いたします。
記事 新製品開発 ダイハツ業績好調の秘密、本来の実力は「マツダ・スバルを超える」と言えるワケ ダイハツ業績好調の秘密、本来の実力は「マツダ・スバルを超える」と言えるワケ 2022/01/05 1 コロナ禍の中、ヒット車を連発している自動車メーカーがあります。それがダイハツです。ダイハツはトヨタの完全子会社であるため、その業績はトヨタに含まれており、あまり注目されることはありませんでしたが、現在業績を大きく伸ばしているのです。好調の理由はどこにあるのでしょうか。また、そもそもダイハツとはどのような企業なのでしょうか。知られざるダイハツの強みを解説します。
記事 IoT・M2M・コネクティブ 2022年のIoT市場で注目の6大トレンド、42%が積極投資に意欲も企業間格差拡大のワケ 2022年のIoT市場で注目の6大トレンド、42%が積極投資に意欲も企業間格差拡大のワケ 2021/12/23 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック、それに伴った不況と回復を経て、2021年はIoTに注力する企業にとって非常に好調な年となりました。この記事では、ドイツの市場調査会社IoT Analytics (IoTアナリティクス)社の市場調査レポート「IoTのユースケース:Adoption Report(2021年)」から、2022年に向けた高レベルのIoT導入トレンドを6つ紹介します。
記事 新製品開発 マクドナルドのプロダクトマネジメント論、なぜ「No」と言えない開発責任者はダメか? マクドナルドのプロダクトマネジメント論、なぜ「No」と言えない開発責任者はダメか? 2021/11/29 反響のある商品を生み出すには、プロダクトマネージャー(PM)による「プロダクトマネジメント」が不可欠だ。商品開発を率いるPMには、日々「こんな機能を追加してくれ」や「見た目をもう少し若者向けにしたら良いのではないか」など、関係者からさまざまな要望が飛んでくる。しかし、安易にすべてを受け入れてしまうと商品の価値毀損にもつながってしまうため、こうした要望を「断る」コミュニケーション能力が重要になるのだ。ここでは、日本マクドナルドの公式アプリのPMを務める飯沼亜紀氏が、自身の経験を踏まえて効果的に「No」を伝える技術を語った。
記事 新製品開発 サントリー食品の「商品開発の哲学」、ペルソナ設定より大事な「遊び心」とは? サントリー食品の「商品開発の哲学」、ペルソナ設定より大事な「遊び心」とは? 2021/11/16 日々、企業の商品開発担当者は、消費者に“刺さる”プロダクトを生み出すため、顧客ニーズや関連商品の販売実績などからペルソナを設定したり、手にとりたくなるようなデザインを考えたりと、あらゆる取り組みをしている。そうしたプロダクトづくりにおいて、社内初のデジタルプロダクトの「SUNTORY+(サントリープラス)」で大きな成功を収めた、サントリー食品の商品開発の哲学に迫る。
記事 次世代電池 長期エネルギー貯蔵技術(LDES)とは何か?再エネ活用に欠かせない7つの技術の動向 長期エネルギー貯蔵技術(LDES)とは何か?再エネ活用に欠かせない7つの技術の動向 2021/10/04 長期エネルギー貯蔵技術(LDES)の技術開発が世界中で加速しています。 長期間かつ大容量のエネルギー貯蔵技術は、再生可能エネルギーによる不安定な電力供給に対し、安定性と信頼性をもたらし、電力需要の変化により柔軟に対応できるシステムの構築に寄与する可能性があります。この記事では、米国の市場調査会社Power Technology Research(PTR)社発行の市場調査レポート「エネルギー貯蔵の世界市場:概要、詳細分析 (プロジェクト4500件、全122カ国・5地域、2015年~2020年)、建設中のプロジェクト情報 (2028年まで)」をもとに、長期的に脱炭素化された電力系統を実現するために必要なLDES(長期エネルギー貯蔵技術)で有望な7つの技術について詳細を紹介します。
記事 スマートシティ・MaaS サウジアラビアで進む巨大スマートシティ「NEOM」とは?現地CEOらが語る規格外の計画 サウジアラビアで進む巨大スマートシティ「NEOM」とは?現地CEOらが語る規格外の計画 2021/08/03 紅海沿岸で、ベルギー国土に匹敵する規模のスマートシティプロジェクトが進行しているのをご存じだろうか。「NEOM」(ネオム)と呼ばれるものがそれで、サウジアラビアが「サウジビジョン2030」で掲げる目玉の未来プロジェクトだ。サウジアラビアとのWeb中継で、キーパーソンらによってこの巨大プロジェクトの概要と戦略が伝えられた。
記事 次世代電池 米中の思惑交錯する「国境炭素税」の議論も……結局、日本経済が一番打撃を受けるワケ 米中の思惑交錯する「国境炭素税」の議論も……結局、日本経済が一番打撃を受けるワケ 2021/07/14 脱炭素の流れが本格化するにつれて、温室効果ガスの排出枠を市場で売り買いする排出権(排出量)取引市場が注目を集めている。市場の運営は欧州が先行していたが、これまで脱炭素に消極的だった中国が方針を転換し、上海に取引所を開設するなど攻めの姿勢に転じている。日本は経済界が取引市場創設に否定的だったこともあり、対応は遅れている。このままでは脱炭素のもう1つの側面である金融分野においても中国に先行される可能性が出てきた。