記事 金融ガバナンス・内部監査 対マネロン「金融機関横断プラットフォーム構想」とは? 「本人確認の限界」へ挑戦 対マネロン「金融機関横断プラットフォーム構想」とは? 「本人確認の限界」へ挑戦 2023/10/06 高度化、深刻化するマネーロンダリングの脅威。対策に用いるデータを金融機関どうしが共有する巨大プラットフォームの創設に向けた構想が、現実味を帯びつつあります。一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA)が9月に開いた初の不正・犯罪対策ワーキンググループ(WG)勉強会では、システムベンダーや金融機関、金融庁、デジタル庁の各担当者が登壇し、今後の方向性について意見を交わしました。新たなプラットフォームはどのようなものになるのか、そして個人情報の共有によって生じるリスクに、いかにして対処するのか。当日の議論をもとに展望と課題をお伝えします。
記事 金融政策・インフレ 株式投資型クラウドファンディングとは何か? 業務に関する規制や規則、実績を解説 株式投資型クラウドファンディングとは何か? 業務に関する規制や規則、実績を解説 2023/10/05 企業活動にとって重要な「資本政策」。スタートアップや未上場企業に対する選択肢を充実させることは大きな課題だ。国内では、STO(Security Token Offering:セキュリティ・トークン・オファリング)や投資型クラウドファンディングを始め、多様な資本政策が、少しずつ普及してきた。本稿ではこのうち「投資型クラウドファンディング」の現状と課題について解説する。
記事 UX・UI・デザイン 金融はどのように変質するか? 「量子コンピューター」「ゲーミフィケーション」の場合 金融はどのように変質するか? 「量子コンピューター」「ゲーミフィケーション」の場合 2023/10/04 1 ゲーミフィケーションがブームとなって10年あまり。金融分野におけるユーザー体験はどのように変化し、今後どこへ向かおうとしているのか。そして国内外で技術開発が進む量子コンピューターは金融の世界に何をもたらそうとしているのか──。本稿では金融に「ゲーミフィケーション」や「量子コンピューター」をかけあわせた時のインパクトや変容を探る。ゲーミフィケーションの専門家としてセ ガエックスディー取締役 執行役員 CSOの片山智弘氏、量子コンピューターの産業利用分野の専門家として金融革新同友会FINOVATORS共同創設者で東北大学大学院情報科学研究科特任准教授(客員)の蓮村俊彰氏が各々の立場から聞いた。
記事 株式・債券市場・資金調達 投資の神様・バフェットが売却「HP株」は売るべき? プロから見た将来性はいかほど? 投資の神様・バフェットが売却「HP株」は売るべき? プロから見た将来性はいかほど? 2023/10/03 「投資の神様」として知られるウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが、昨年巨額投資したHP株の一部を売却した。同社関係者から売却の理由は明かされていないが、苦戦するHP株を専門家はどう見ているのだろうか。HPの今後の収益性と株価について、米モーニングスターの見解を紹介する。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 保険業界も巨大ITに呑み込まれる? アップルやグーグル、アマゾンの具体策 保険業界も巨大ITに呑み込まれる? アップルやグーグル、アマゾンの具体策 2023/10/02 GAFAMの巨大経済圏が他の業界に及ぼす影響が加速しています。「銀行、証券業界に限らず、保険業界もアップル、iPhoneの経済圏に呑み込まれる可能性が高いでしょう」と語るのはハーバード大学客員研究員だった山本康正氏です。山本康正氏の著書『世界最高峰の研究者たちが予測する未来』から、保険業界の現状とこれからを見ていきましょう。
記事 金融セキュリティ 2連続DX銘柄「みんなの銀行」はセキュリティもスゴい、“攻守両立”できるワケ 2連続DX銘柄「みんなの銀行」はセキュリティもスゴい、“攻守両立”できるワケ 2023/09/29 デジタル化、DXへの取り組みと高度な情報セキュリティの両立は、いま、多くの金融機関が直面している課題だ。それは、2021年5月、フルクラウドのデジタルバンクとしてサービス提供開始したみんなの銀行も変わらない。ただし、ほぼすべてのシステムをクラウド上に構築し、DX銘柄2022、2023に選定されたふくおかフィナンシャルグループの子会社である同社の考え方、課題への取り組み方は、他の金融機関とは何かが違うはずだ。その違い、もしくは共通点について、同行のセキュリティチームの責任者に聞いた。
記事 株式・債券市場・資金調達 ウーバーやズームなど有名企業がずらり、いまお買い得な「ソフトウェア株」9社とは? ウーバーやズームなど有名企業がずらり、いまお買い得な「ソフトウェア株」9社とは? 2023/09/29 ソフトウェア・アプリケーション株は2022年に大きな損失を被ったが、2023年に入って回復してきた。リターンは上昇しているものの、ライドシェアリングのプラットフォームであるリフトや、ビデオ通信技術企業のズーム・ビデオ・コミュニケーションズといった優良銘柄が現在、割安な株価となっている。いまお買い得なソフトウェア銘柄9社を解説する。
記事 UX・UI・デザイン 金融業界におけるオープンイノベーション、その課題と「界隈性」の変え方とは? 金融業界におけるオープンイノベーション、その課題と「界隈性」の変え方とは? 2023/09/29 外部の知見を積極的に取り入れてビジネスモデルの変革を促すオープンイノベーションは、規制面での制約が多い金融分野では困難というイメージを持たれがちだ。時代に即して金融機関が自らを変化させる上で、一体何が障壁となっているのか。また、現状を打ち破るには何が必要なのか──金融におけるイノベーションの促進に取り組んできる金融革新同友会FINOVATORS共同創設者で東北大学大学院情報科学研究科特任准教授(客員)の蓮村俊彰氏と、UI/UXの点で金融機関と組むことが多いセガ エックスディー取締役 執行役員 CSOの片山智弘氏にそれぞれの考えを聞いた。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 「スマホ1台で完結する金融」、メガテックの“支配”は時間の問題か? 「スマホ1台で完結する金融」、メガテックの“支配”は時間の問題か? 2023/09/28 窓口業務などの大幅縮小など、銀行がテクノロジーによって受けている影響は計り知れないものがあります。アップルやアマゾンなどのメガテックも相次いで新しい金融サービスを提供しています。いずれ銀行や証券、保険会社はなくなってしまう運命にあるのでしょうか。ここでは、山本康正氏が著書『世界最高峰の研究者たちが予測する未来』で考察したアップルの思惑・戦略を紹介しましょう。
記事 金融セキュリティ 住信SBIの認証サービスが「超顧客ファースト」なワケ、IDもパスワードも不要? 住信SBIの認証サービスが「超顧客ファースト」なワケ、IDもパスワードも不要? 2023/09/28 いわゆる「ネット銀行」として2007年に開業した住信SBIネット銀行。同社が特に力を入れているのが、顧客に安心して取引してもらう上で最も重要である取引時の認証サービスだ。同社の認証サービスは顧客の利便性と安全性を両立させたサービスとして高く評価されている。同サービスは一体どんな特徴、機能を有するのか、詳しく解説する。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS ドコモら金融サービス仲介業者が語る「新業態」のリアル、その「しがらみ」は何か? ドコモら金融サービス仲介業者が語る「新業態」のリアル、その「しがらみ」は何か? 2023/09/28 銀行、証券、保険の縦割り的な所属制を廃し、個別の登録手続きなしで3分野の商品を取り扱うことができる金融サービス仲介業。2020年の金融サービス提供法改正で新設され、最近はスタートアップだけでなく大企業からも参入の動きがみられます。このほど日本金融サービス仲介業協会(JFIM)が都内で開いた金融機関向けセミナーでは、NTTドコモのウォレットサービス部バンクサービス担当課長・川上太一氏、Habitto代表取締役COO・久米保則氏らが登壇し、新仲介業の現状と課題について意見を交わしました。金融庁の担当官がモデレーターを務めたパネルディスカッションの模様を伝えます。
記事 キャリア形成 あらゆる業界で「GX求人」大幅増、金融業界に求められる役割は何か? あらゆる業界で「GX求人」大幅増、金融業界に求められる役割は何か? 2023/09/27 あらゆる業界でGX(グリーントランスフォーメーション)の動きが活発化し、GX関連求人も大幅に増加しています。取り組みを進める事業会社に対し、金融機関が果たす役割や向き合う課題をはじめ、それに伴う採用ニーズ、求められる人材像、人材獲得に向けて必要な施策について解説します。
記事 金融ガバナンス・内部監査 「金融行政方針2023」を読む、国はNISA刷新前に金融ビジネスを健全化できるか? 「金融行政方針2023」を読む、国はNISA刷新前に金融ビジネスを健全化できるか? 2023/09/27 金融庁は8月29日、今後1年間における政策面、監督面での活動の方向性を示す「2023事務年度金融行政方針」を公表しました。NISA制度の刷新を中心とした投資促進策が動き出す中、複雑な仕組債の不適切な勧誘など問題発覚が相次いだ金融商品販売サイドのビジネス健全化に向け、当局はどのような姿勢で臨むのか。フィンテック分野ではどのような動きがあるのか。官民への取材を基に行政方針を読み解きます。
記事 AI・生成AI 金融庁や日銀が語るデータ活用、「生成AI」「共同データ基盤」の論点とは 金融庁や日銀が語るデータ活用、「生成AI」「共同データ基盤」の論点とは 2023/09/26 データ活用の拡大は金融ビジネスにどのような変化をもたらすのか──。このほど金融データ活用推進協会(FDUA)が都内で開催した第5回金融データ活用Meetupでは、銀行や保険会社に所属するエキスパートや金融庁の担当官らが登壇し、それぞれの立場からデータ利活用拡大に向けた課題や今後の展望を語りました。生成AIがもたらす影響や金融犯罪対策の動向についても話題に上ったパネルディスカッションの模様を伝えます。
記事 地銀 浜松いわた信金がぶち上げた「デジタル人財育成」計画、挙手制でも“なんと半数”参加 浜松いわた信金がぶち上げた「デジタル人財育成」計画、挙手制でも“なんと半数”参加 2023/09/26 日本有数のモノづくり都市として知られる静岡県浜松市、この地でもデジタル化やDXの波が急激に押し寄せている。中小をはじめとした企業のDXを支援しようと、浜松いわた信用金庫ではデジタル人財の育成に早い段階から着手してきた。そして2023年6月からは、新たにデジタル人財育成プログラムを開始。エントリー制にもかかわらず職員の半数が参加したという。目標の1つとしては、2025年度までにITパスポート取得者数を計400人にすることを掲げる。IT/DX人財の不足が叫ばれる中で、先進的なリスキリングに挑む同金庫の取り組みについて聞いた。
記事 株式・債券市場・資金調達 今年最大IPO「アーム」が抱える最大のリスクとは?「もはや急成長企業ではない」実情 今年最大IPO「アーム」が抱える最大のリスクとは?「もはや急成長企業ではない」実情 2023/09/25 9月14日、英国の半導体企業「アーム」が米証券取引所ナスダックに上場した。投資家らは有力企業の新規株式公開(IPO)に飛びついたが、その株式は「とてもとても」高いものだった。1株あたり51ドルの公開価格から25%近く急騰し、期待を集める同社が抱える最大のリスクとは何か。
記事 AI・生成AI 生成AIの基礎知識、“使いたおす”前に知っておくべき「エンコーダー」とは 生成AIの基礎知識、“使いたおす”前に知っておくべき「エンコーダー」とは 2023/09/25 ChatGPTやBing、Bardなどの生成AIを正しく使うには、おおよその仕組みを知っておく必要がある。AIと人間のすみ分けを考える意味でも、仕組みを知ることは大きな意味を持つ。では、それら大規模言語モデル(LLM)は、どのようにして自然言語を理解しているのか?
記事 不動産市況・投資 不動産不況で迫る「金融危機」…債務不履行リスク“174兆円”…回避のカギがAIのワケ 不動産不況で迫る「金融危機」…債務不履行リスク“174兆円”…回避のカギがAIのワケ 2023/09/22 リモートワークの増加や相次ぐレイオフによってオフィススペースが削減され、米国での不動産需要が低迷している。空室率が高騰するとともに、FRB(米連邦準備制度理事会)による大幅な利上げにより、約1.2兆ドル(約174兆円)相当の債務不履行が発生する可能性があると指摘されている。こうした中で懸念されるのが不動産不況による金融危機だ。そして、その悪夢のような危機を回避できるかどうかのカギの1つをAIが握っている、との論調が高まっている。一体どういうことなのか。揺れ動くオフィスビル市場の真相に迫る。
記事 損害保険 “中古車屋”だけじゃない、一般ドライバーを食い物にする「損保×自動車」の構造とは? “中古車屋”だけじゃない、一般ドライバーを食い物にする「損保×自動車」の構造とは? 2023/09/22 1 ビッグモーターに続きネクステージにも同様の自動車保険を利用した不正があるという報道から、両社の社長が辞任する事態になっている。金融庁がビッグモーターと損保ジャパンの両社に立入検査を実施するなど「損害保険と自動車」の関係は相当に根深いことが明らかになりつつある。本稿では「損害保険と自動車」の業界構造を解説しつつ、“健全なビジネス”が可能かを考察する。
記事 金融セキュリティ 狙われやすい脆弱性とは? 攻撃者視点に立つと見える“セキュリティ対策の優先順位” 狙われやすい脆弱性とは? 攻撃者視点に立つと見える“セキュリティ対策の優先順位” 2023/09/21 近年、サイバー攻撃者にとっての「アタックサーフェス(攻撃対象)」が拡大している。拡大し続けるアタックサーフェスに、潜在的に存在する脆弱性のうち、どの脆弱性から優先的に修復を進めるべきか?判断基準に悩まされる。もし攻撃者の立場からそれらの脆弱性を見たとき、同じ目的が達成できるのであれば、何を基準にどれを選ぶだろうか。本記事では、攻撃者が優先的に悪用しようとする脆弱性の見極め方を解説する。
記事 為替 それでも「円安が止まらない」と言える3つの理由、避けられない悪夢のシナリオとは それでも「円安が止まらない」と言える3つの理由、避けられない悪夢のシナリオとは 2023/09/21 為替市場で再び円安が進行している。財務省はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に沿った動きではないとして警戒を強めているが果たしてそうだろうか。一連の円安は必ずしも投機だけとは言えず、背後には日本経済の根本的な変化がある。短期的には日銀が金融政策を転換すれば円高に戻す可能性が高いが、長期的には円安が再び進行する可能性について考えておく必要がある。
記事 ブロックチェーン・Web3 「Web3と言わない」導入進む、三井物産や上新、ロッテの事例とは? 「Web3と言わない」導入進む、三井物産や上新、ロッテの事例とは? 2023/09/21 Web3技術の進展は、企業と顧客との関係をどのように変えるのか。7月に東京・六本木で開かれた「web3BB Tokyo」内のFinTech Journalによるセッションで、一般社団法人日本セキュリティトークン協会代表理事・増田剛氏と、ブロックチェーンを活用したマーケティングプラットフォームを運営する24 karatの共同創業者、小川真輝氏が、エンタープライズ領域におけるWeb3の現状と課題、そして今後の展望を語りました。
記事 AI・生成AI 金融データ活用推進協会が教える「金融AI」、業態別の成功パターンまとめ 金融データ活用推進協会が教える「金融AI」、業態別の成功パターンまとめ 2023/09/20 1 2023年度に入り、ChatGPTに代表される生成AIのブームが到来し、金融業界に留まらず多くの人が新しい時代の到来を実感していることでしょう。2010年代の第3次AIブームを足がかりとし、各金融機関が継続してきたAI活用への取り組みがいま、飛躍の時を迎えようとしています。本記事では、一般社団法人 金融データ活用推進協会に所属する金融に関わる実務者が、金融AI、データ活用の在り方を紐解きます。今回は第1回として、「金融業界における人工知能(AI)活用の成功パターン」について解説します。
記事 地銀 組込型金融はどう作る? みんなの銀行の「顧客価値を最大化する取り組み」とは 組込型金融はどう作る? みんなの銀行の「顧客価値を最大化する取り組み」とは 2023/09/19 1 三井住友海上プライマリー生命保険が販売開始した「AHARA(アハラ)」は、すべての手続きがスマホアプリで完結する新しい年金保険だ。この保険商品のバックグラウンドは、みんなの銀行が提供するAPI(更新系の「口座振替API」と参照系の「本人確認済情報提供API」)が支えている。両社の担当者4人がBaaSの活用法や共創成功のポイントなどについて語った。
記事 その他 三井住友海上プライマリー生命の保険DX、わざわざ更新系APIを採用したワケ 三井住友海上プライマリー生命の保険DX、わざわざ更新系APIを採用したワケ 2023/09/15 1 三井住友海上プライマリー生命保険は、2023年5月、新しい変額年金保険「AHARA(アハラ)」の販売を開始した。商品内容の説明から契約、保険料の追加積立などのすべての手続きがスマホアプリで完結する。要素技術にはみんなの銀行が提供する更新系APIや参照系APIが採用され、同行にとって初の組込型金融(Embedded Finance)の本格事例となる。そこで、両社にサービス開発の経緯やBaaS(Banking as a Service)活用の理由など、サービス開発の舞台裏について聞いた。
記事 金融政策・インフレ マイナス金利撤廃は2024年1~3月か、いよいよ現実味を帯びてきた理由とその条件 マイナス金利撤廃は2024年1~3月か、いよいよ現実味を帯びてきた理由とその条件 2023/09/14 9月9日に読売新聞が植田総裁の単独インタビューを報じたことで、にわかにマイナス金利撤廃が現実味を帯びてきた。具体的に何を語ったのだろうか。また、マイナス金利撤廃に関するいくつかの論点を整理し、今後のシナリオを考えたい。
記事 AI・生成AI 必要なのは「妄想力」? 激変する金融業界でデジタル化実現に必須の「マインド」 必要なのは「妄想力」? 激変する金融業界でデジタル化実現に必須の「マインド」 2023/09/14 フィンテックや生成AI、中央銀行デジタル通貨(CBDC)など、次々と新たな技術が登場する金融業界。現場では日々の実務に加えて新たに導入されるテクノロジーの間にギャップを感じている担当者もいることだろう。金融業界では今、具体的にどのような変化が起きているのか、そしてその変化の中に対してどのように対応していけばよいのかを専門家が解説する。
記事 金融規制・レギュレーション 金融庁が求めるIT「資源、投資、リスク」管理とは? ヒントは「金融検査マニュアル」にあり 金融庁が求めるIT「資源、投資、リスク」管理とは? ヒントは「金融検査マニュアル」にあり 2023/09/14 1 連載第64回に引き続き、6月に金融庁が公表した「金融機関のITガバナンスに関する対話のための論点・プラクティス整理」(第二版)について解説する。ITガバナンス6つの着眼点のうち ITリソース管理、IT投資管理プロセス管理、ITリスク管理について読み解く。これらを解く鍵は「検査を廃止」したはずの金融検査マニュアルにある理由も解説する。
記事 株式・債券市場・資金調達 米IPO市場復活の兆し、2024年注目「大型IPO」厳選20銘柄まとめ:市況から各社特徴まで 米IPO市場復活の兆し、2024年注目「大型IPO」厳選20銘柄まとめ:市況から各社特徴まで 2023/09/13 株式市場が弱気相場から大きく反発し、景気後退への懸念が薄れる中、新たに発行される株式に対する意欲が高まっている。投資家にとってそれは新規株式公開(IPO)を意味するとも言えるだろう。今回はこれから注目の米国IPO銘柄、厳選20社を解説する。
記事 金融ガバナンス・内部監査 「不正送金」被害が過去最多、金融機関の「口座」対策と3つのポイントとは? 「不正送金」被害が過去最多、金融機関の「口座」対策と3つのポイントとは? 2023/09/13 フィッシングなどによるインターネットバンキングの不正送金が増加しており、金融庁や警察庁からの注意喚起が行われるようになっている。最近は手口が多様化している上に、新しい手法が次々と出てきており、2023年上半期の被害件数は過去最高を記録した。また、不正送金の増加は、受け皿となる預金口座に対するニーズの拡大に伴って口座売買の増加にもつながっており、警察当局、金融機関それぞれにとって悩みの種となっている。ここでは、こうした不正送金の原因となっているフィッシングと受け皿となっている口座売買の両面から、セキュリティ脅威の現状を整理してみたい。