• 2007/07/13 掲載

【インタビュー】企業の経営力を引き出すERPソリューション 「EXPLANNER/Ai」

NECソフト小島氏インタビュー

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ERPの導入が、大企業から中堅中小企業へと急速に拡がっている。背景には、ソフトウェア/ハードウェアの価格崩壊や、国内ERP製品の充実といった追い風がある。しかしそれ以上に大きな原動力は、やはり企業自身がデータ活用の必要性を、真剣に感じている点にあるだろう。激しい市場競争とコスト抑制のはざまで、カネ、モノ、そしてヒトの情報を最大限に活用して行くために、ERPはもはや企業の経営戦略の情報的基盤となっている。そうしたニーズを受け、NECソフトは基幹業務パッケージ「EXPLANNER/Ai」を提供している。
経営力強化をキーワードに
多くの企業に支持される「EXPLANNER/Ai」

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NECソフト EXPLANNER事業推進本部
セールスサポートグループ
グループマネージャ 小島浩之氏
「EXPLANNER/Ai」は、30年の歴史と2万本の採用実績を持つNECソフトの企業向けERPソリューション「EXPLANNER」の中核となる基幹業務パッケージだ。「EXPLANNER」は、製造業向けや自動車部品製造業向けなど業種別に9種類のパッケージが提供されているが、「EXPLANNER/Ai」はその中心にあって、「販売」、「会計」、「人事」、「給与」といった基幹業務機能を担っている。

 「年商500億円以下の中堅中小企業マーケットにおけるERPの売上高は、ここ3年連続で2ケタ成長を続けています。この数字からも、中堅中小企業各社が生き残りにITを活用しようという意欲が伝わってきます。そこで私たちも『EXPLANNER/Ai』のコンセプトとしては、『経営力強化』をもっとも重要なキーワードに据えました。具体的には『事業環境の変化への対応』、『内部統制対応』、『効率的かつ効果的な経営基盤の提供』といった項目を主要なコンセプトとして掲げています」と、NECソフト EXPLANER事業推進本部 セールスサポートグループ グループマネージャ 小島浩之氏は語る。

   このように豊富なラインナップを持つ「EXPLANNER」シリーズの中で、今、特に注目を浴びているのがこの「EXPLANNER/Ai」だという。「『EXPLANNER』ファミリーの中核的な基幹業務パッケージという位置付けもありますが、実際に中堅中小のお客さまがERPシステムを導入されるときに、丸ごと全部システムを新しくするというケースは少ないのです。スクラッチで構築したシステムがすでにある場合など、それをわざわざ新しいパッケージに集約・統合するのは至難の業です。そこで、基幹の部分だけ新しくしようとなることが多い。また最近は、内部統制対応が迫っているので、まずは比較的入れ替えやすい会計システムから先に入れ替えようという声も増えています。その点、『EXPLLANER/Ai』は外部システムとの連携も非常にスムーズで、大変にお勧めしやすい製品といえます」(小島氏)。

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EXPLANNER/Aiの主要機能と連携図




外部システムとの連携はソフトが自動的に設定
内部統制書類も自動作成の手間いらず


 「EXPLANNER/Ai」は最初から中堅中小企業のユーザーを念頭に置いて開発されているため、ユーザービリティに非常に配慮した設計になっている。要するに、誰でも簡単に使えて、しかも必要充分の機能を実現できるというわけだ。前述した、外部システムとの連携の容易さもそうした配慮から生まれた機能の一つである。既存のサーバなど他のシステムとの連携を簡単に行えるため、これまでの貴重なIT投資を有効に活用でき、しかも連携接続のための開発コストが不要だ。  

 外部システムとの連携は、パラメータで設定できます。たとえば既存の販売管理システムと『EXPLANNER/Ai』では消費税のコード体系が異なっていた場合でも、『EXPLANNER/Ai』が独自のマッピングテーブルを使って、コードのマッチングを自動的に行ってくれます。この機能がなかったら、昔のように手組みで付け合わせなくてはなりません。こうしたシステム連携に必要な作業の簡素化を図った点も、中堅中小企業向けERPとして配慮した点です。

 もう一つの注目ポイントが「内部統制対応」に関する機能だ。対応作業の手始めとして、まずRCM(リスクコントロールマトリクス)の作成といった作業がある。しかし専門の部署を持たない中堅中小企業にとっては、これが意外なつまずきになるのだという。「RCMの作り方がわからないのでサンプルが欲しいとか、ひな形がないとデザインできないという声が非常に多いのです。そこで『EXPLANNER/Ai』には、業務フロー図をデザインすると、RCMや業務記述書が自動的に出力される機能を組み込みました。これならばすぐに書式が完成できるわけです」(小島氏)。


日本初の開発フレームワーク対応や
全国規模のサポートなどNECグループならではの顧客支援


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「開発フレームワークも合わせて
提供することで、導入後のコストを 押さえることができる。」と語る小島氏
 ここまで紹介してきた他にも、「EXPLANNER/Ai」には中堅中小企業向けERPとして最適な機能が数多く盛り込まれている。代表的なものをいくつか紹介していこう。

●認証管理機能:パスワードやIDの管理を確実に行い、なりすましなどによる不正アクセスや、データ漏えいを未然に防止できる。

●業務セキュリティ機能:
利用者、部門、勘定科目などを組み合わせて、きめ細かなセキュリティ設定が可能。たとえば「取り扱ってよい部門と、よくない部門」を分けたり「伝票の承認フローで、入力者と承認者を分けて設定」することで、紙ベース・対面のときと変わらない厳密なチェックが可能。さらに入力~承認までの間に8段階の承認階層を設定できる。

●ログ管理=トレーサビリティ管理:システムに誰が、いつ、どのIDでログインして、どのファイルを使ってどんな処理を行ったか……。一連のアクセスログを克明に記録して、後から検証が可能。このため内部統制における管理機能の要件にも対応できる。

 「あと特筆すべきは、『開発フレームワークへの対応』と『サポート体制の充実』です。前者は日本で初の試みですが、調査会社ノークリサーチのレポートによると、「ERP導入企業の約6割が、パッケージの機能が自社の業務に合わない」と言っています*。その結果、苦労してカスタマイズした結果、パッケージを導入したのにかえってコストがかさむという現象が起きていることがわかりました。そこで、『カスタマイズが必要になるのがわかっているのなら、それを簡単にできるフレームワークも一緒に提供しよう』と考えたわけです。

 またサポート体制は、NECソフトのサポート要員300名に加えて、全国のNEC拠点およびNEC販売店の拠点が一丸となったサービス&スキルアップネットワークを構築しています。これも他社にはないNECグループの強みですね」と、小島氏は「EXPLANNER/Ai」ならではのアドバンテージを語る。

 セミナー当日は、「EXPLANNER」の過去30年/2万件の実績から得たノウハウをもとに、現在のERPに不満を持つ企業の悩みへの解答を紹介したいと意気込む小島氏。ERPで自社の経営力を強化したいと思っている企業の経営者や財務担当者、IT担当者にとって必見のセミナーとなるだろう。

本セミナーの講演動画はコチラからご覧頂けます。

*出展:ノークリサーチ調査『2005年度版 中堅・中小企業のERP利用実態と潜在ニーズ探索に関する調査報告』(2005.6)

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