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  • 2025/05/12 掲載

受け入れる準備は良いか?インバウンド“新時代”、あの大物「新興国」が日本に来る日

連載:コロナ後のインバウンドの行方

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トランプ米大統領の就任以来、「トランプ関税」や相次ぐ大統領令などにより、世界経済が不安定な様相を呈している。関税の行方次第では景気後退も懸念されるが、訪日外国人(インバウンド)の勢いは依然として強く、2025年も過去最高更新ペースで伸びている。新型コロナ以前のインバウンドの主役・中国客も回復しつつあり、米国客を筆頭に欧米勢も好調だ。こうした中、将来“大物”になりそうな一群がいる。本稿では、海外旅行ブームを迎えているとされるこの“新興国”に注目したい。
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あの大物「新興国」とは、一体どこなのか?
(Photo:nktaro / Shutterstock.com)

過去最速…たった3カ月で訪日客1000万人を突破

 2024年に過去最高を更新した訪日外国人(インバウンド)数は、2025年に入っても衰えを見せず、2025年1~3月には前年同期比23.1%増の1054万人と、過去最速で1000万人を突破した。

 トランプ関税の行方次第では世界的に景気が落ち込み観光市場が減速する恐れもあるが、現時点でインバウンドは好調そのものである。

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図表1:2025年1~3月の国・地域別訪日外国人数
(出典:日本政府観光局(JNTO)資料から筆者作成)

 上図の図表1からもわかる通り、コロナ後のインバウンドの主役は、航空便が順調に回復し、国内旅行の延長のノリで続々とやってくる「韓国客」である。

 コロナ前に訪日客数・旅行消費額の両面で首位だった中国客は、コロナの水際対策が本格的に緩和された当初、日中両国における入国規制の影響や、中国国内経済の不振を背景に回復が悪かった。しかしその後、航空便の回復もあり増加に転じ、現在では首位の韓国に迫っている。遠方組では米国客、豪州客、カナダ客の伸びが大きい。

 ところで、今はあまり目立つ存在ではないが、中長期的にみるとプレゼンスを拡大しそうな一群がある。 【次ページ】海外旅行でびっくり、筆者が見た“あの大物たち”
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