• 2026/05/21 掲載

エヌビディア、27年度第1四半期で過去最高業績を記録──スタートアップ投資を加速

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米エヌビディアは20日(現地時間)、2026年4月26日を末日とする2027年度第1四半期決算を発表し、売上高が前年同期比85%増の816億ドルとなり過去最高を更新した。データセンター部門の売上高も752億ドルに達した。同時に、未公開スタートアップ企業への投資残高が433億ドル規模に倍増したことを明らかにし、AIエコシステムへの資本投下を加速させている。
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(画像:ビジネス+IT)
 エヌビディアが発表した2027年度第1四半期の決算は、生成AIインフラに対する世界的な需要拡大を背景に、売上高および純利益ともに過去最高水準を記録した。総売上高は前年同期比85%増、前四半期比20%増となる816億1,500万ドルに達した。収益の大部分を占めるデータセンター部門の売上高は752億ドルを記録し、業績を強力に牽引している。

 同社のコレット・クレス最高財務責任者(CFO)は、最新チップであるBlackwellアーキテクチャーが大手クラウドプロバイダーやAIモデル開発企業において広く導入されていると説明した。強固な財務基盤を背景に、同社は新たに800億ドル規模の自社株買いプログラムを承認し、四半期配当を1株あたり0.01ドルから0.25ドルへと大幅に引き上げた。次四半期については、売上高を約910億ドルと予測し、引き続き高い成長を見込んでいる。

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【図版付き記事はこちら】
データセンター部門の売上高は752億ドルを記録し業績を牽引する
(図版:ビジネス+IT)

 中国への輸出規制に関する懸念については、今回の将来見通しにおいて中国向けデータセンター売上をあらかじめゼロと想定して算定されている。現時点で中国市場の動向による収益目標への直接的な影響は排除されている。

 今回の決算で市場の注目を集めたのが、エヌビディアによる未公開スタートアップ企業への投資規模の急激な拡大である。1月末から4月末にかけて、未公開証券の保有残高は222億ドルから433億ドルへとほぼ倍増した。この急増は、四半期中に実施された185億ドルに上る新規の戦略的出資や購入が主な要因となっている。この430億ドル超の評価額には、既存の公開企業に対する投資は含まれていない。

 同社は米コアウィーブなどの新興クラウド事業者や、米オープンAIに対する大規模な出資を行い、自社のGPUインフラを利用する企業との戦略的提携を深めている。自社のGPUやAIインフラを供給するにとどまらず、自社製品を利用する新興企業への出資を戦略的に進めている。出資を受けたスタートアップがさらなる計算能力を求めてエヌビディアのハードウェアを購入することで、同社の売上高が押し上げられるという強固な循環構造の形成を狙う。ハードウェアの提供と資金供給の両面からAI業界を支えることで、テクノロジー市場における同社の事業基盤は一段と強固なものとなっている。

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