• 2026/05/20 掲載

OpenAI共同創業者アンドレイ・カーパシー氏がAnthropicに電撃移籍

バイブコーディングの提唱者 Claudeの事前学習チームに

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米オープンAIの共同創業者であり、テスラの元人工知能(AI)担当ディレクターであるアンドレイ・カーパシー氏が、2026年5月19日にAnthropicへ参画したことが明らかになった。同氏はAIモデル「Claude」の中核を担う事前学習チームに加わり、Claude自身を活用して研究開発を加速させる新チームを率いる。
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(画像:Y Combinator/Andrej Karpathy: Software Is Changing)
 アンドレイ・カーパシー氏は5月19日、自身のSNSを通じてAnthropicへの参画を発表し、同社での業務を開始した。同氏はスタンフォード大学でフェイフェイ・リー氏の指導を受けて博士号を取得後、2015年にOpenAIの創立メンバーとして参画した経歴を持つ。その後テスラに移籍し、自動運転技術「Autopilot」のビジョンチームを構築するなどAI開発を主導した。

 2023年にOpenAIへ一時復帰後、2024年にAI教育スタートアップの「Eureka Labs」を立ち上げていたが、今後の同社の運営体制は一時休止など不透明な状態となっている。Anthropicにおいてカルパシー氏は、ニック・ジョセフ氏が指揮する事前学習部門に所属する。同部門はAIモデル「Claude」の推論能力や知識の基盤を構築する重要な工程を担っており、カルパシー氏はClaudeを活用してAIの事前学習研究自体を加速させるための新たなチームを率いる計画である。

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【図版付き記事はこちら】元OpenAIの共同創業者アンドレイ・カーパシー氏がAnthropicに合流(図版:ビジネス+IT)

 カルパシー氏は声明で、今後数年間が大規模言語モデルの最前線における重要な形成期になると述べ、研究現場への復帰に対する意欲を示した。同氏は、人間が自然言語で意図を伝えてAIにコードを生成させる「バイブ・コーディング」や、ニューラルネットワークをホストプロセスとする「Software 3.0」の提唱者としても開発者コミュニティに強い影響力を持つ。AI業界における人材獲得競争が過熱する中、一流の技術者が競合他社ではなく同社の研究職を選択する傾向が顕著になっている。

 Anthropicはカーパシー氏の獲得と並行して、メタ出身のサイバーセキュリティ専門家であるクリス・ロルフ氏の採用や、開発ツール企業であるStainlessの買収も進め、安全性とモデル能力の両面で体制向上を図っている。企業向け市場でのシェアを拡大する同社は、日本市場においてもNECや日立製作所との戦略提携を通じた大規模なClaude導入や東京オフィスの開設を進めており、国内外で事業と研究体制の強化を加速させている。

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