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- 2025/08/08 掲載
【衝撃】「もう給食は食べられないかも…」市場拡大でも倒産続出…儲からない理由とは
MIRARGO 代表取締役CEO
野村総合研究所、アクセンチュアなど、14年以上に及ぶコンサルティングと実行・執行支援の経験を基に、現在はスタートアップの経営支援を中心に、日本社会の更なる飛躍を目指している。共著に「時間消費で勝つ」(日本経済新聞社)、「経営コンサルタントが読み解く 流通業の「決算書」」(商業界)など
学校だけじゃない?実は多様な「給食」
給食の起源は、明治22年山形県鶴岡町の私立忠愛小学校で貧困児童を対象に無料で食事を提供したことが始まりだ。当時、学校にはお弁当を持参することが普通だったが、家庭の事情でそれがままならぬ児童への昼食提供がその目的だった。そこから、戦後の栄養難に対処することと教育を目的に、1954年学校給食法が制定され、全国に広がっていったのである。「給食」と言われると、この学校給食を想像されると思うが、実はこれは給食の狭義の定義に過ぎない。広義の給食は、“大量に食を供給すること、もしくはその食事”を指し、その対象は保育園・幼稚園から学校給食、産業給食(社食)、病院・老健施設など多岐にわたる。
そして本来、これら給食の提供は施設側が自社で行うことが多かったが、近年、ここに給食提供をアウトソーシングする傾向が進んでいる。アウトソーシングを受ける企業は委託給食会社(施設から給食提供を委託される会社)と呼ばれるが、この委託給食会社の撤退・倒産が相次いでいるのだ。
市場は伸びるのに倒産も…運営企業が超大変なワケ(1)
広義の給食業界を取り巻く環境を見てみると、高齢化社会の進展が進めば病院・老健施設は拡大が見込まれ、また待機児童問題の解決を目指せば保育園の需要は高まる。さらに企業が福利厚生の充足化を進めれば社員食堂の充実は理解ができる。
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